近刊検索 デルタ

2021年9月28日発売

書肆水月

空虚の帝国

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内容紹介
“日本とは、そして日本人とは、〈空虚〉で実体(essence)をもたない。受け容れるだけの空箱である。”
日本のオリジナリティはいまでも生きているのか? 世界の先進諸国での〈和〉ブームのなかで、日本文化はいまどこにあるのか?
『バブル文化論』の著者が葉良沐鳥(はらしずどり)の筆名で、後期近代という時代を読み解き、日本人の心性、大衆文化からモードの現在までを独特の感性で問うエッセイ。
東京オリンピック・パラリンピック受け入れをめぐる状況から、原が大学のメディア論講義でも日本の報道を取り上げ投げかけ続けた「対称性」、「他社の苦痛に対する苦痛」という重い問いにもふれる。
原宏之が、2021年の日本に問いたかったこととは?
なぜ、極楽鳥なのか?がここに。
目次
I. どこにもない〈和〉
 第一章 日本幻想
 第二章 けじめのない日本語
 第三章 「世界で一番騙されやすい国民――報道の健全性とメディア・リテラシー」

Ⅱ.後期近代とモード、その終焉
 第四章 モードが骨董品となるとき
 第五章 後期近代と大衆の反逆

あとがき

メディアの海の荒磯に佇む子供のように…、原宏之君のために     西谷 修
著者略歴
葉良 沐鳥(ハラ シズドリ hara shizudori)
作家・哲学者。元ポンピドゥー・センター付属研究所客員研究員。 原宏之の名で、『後期近代の哲学』、『バブル文化論』(慶應義塾大学出版会)、『世直し教養論』(ちくま新書)など著書多数。
タイトルヨミ
カナ:クウキョノテイコク
ローマ字:kuukyonoteikoku

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