近刊検索 デルタ

2023年11月17日発売

水曜社

出版社名ヨミ:スイヨウシャ

ケヤキブンガク Vol.3

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内容紹介
けやき並木から生まれた、新文芸誌。
武蔵野から世界へ
世界のあちこちで人々は何を思って生きているのか。今一度彼らの声に耳を傾けてみよう。文学を通してその心の目をさらに広げていきたい。
まだまだ広く遠い世界に向かって。(代表・宮脇俊文)
目次
・巻頭言「異常な夏からレイチェル・カーソンを想う」宮脇俊文
・巻頭エッセイ「文学は「昭和」の虚無をどう書いたか」田中優子

・ロングインタビュー「あらゆる生命は連関し、終わることはない」小池真理子
私がなぜ怪談文学、幻想怪奇小説が好きになったかというと、間違いなく、私の母が霊媒体質だったことが大きく影響しています。普通の主婦だった母が、お茶の間で炬燵にあたりながら、ごくふつうのおしゃべりとして、死者との遭遇について話していたんですね。

・『ケヤキブンガク』創刊・2号刊行記念イベント再録
ミニ・シンポジウム「豊かな物語世界の構築に向けて」
われわれの一人ひとりが豊かな物語を作り上げることができようになるためには何が必要なのか?
「物語とは何か?」宮脇俊文
「物語の死、およびその他の豊かな物語について」宮本陽一郎
「『ものがたり』の力」北川浩
「『豊かな物語世界の構築に向けて』へのコメント」光田剛

・小説「ネイチャー・ボーイまたは考察三一」高田漣
1961年春、アメリカ合衆国カリフォルニア州で陰惨な殺人事件が起きた。キング・オブ・ウェスタン・スウィングと呼ばれたスペード・クーリーがウィスロースプリングス牧場の邸宅の浴室で二番目の妻エラを撲殺したのだ。

・特集「周辺を生きる」
「周辺の文学者として」宮脇俊文
「アリー、僕を消したりしないでくれ。頼むぜ、アリー」(キャッチャー・イン・ザ・ライ)。弱者、あるいは周辺に追いやられた人々の悲痛な叫びがここにある。
「横溝正史作品から戦後日本の周辺を考える」挾本佳代
写真「あたらしいシブヤ」渡辺達生
「カーヴァーが描く周辺の人々」宮脇俊文
初邦訳 小説「ホワイト・アルバム」アルヴィン・ルー

・吉祥寺気分 第3話 「ぐゎらん堂のこと」いしかわじゅん
・吉祥寺交友録 Ⅲ(最終回)「諸国空想料理店という場所」南 椌椌

・書評 小池真理子『神よ憐れみたまえ』
「昭和が甦る大河小説」田中みんね
「神の憐れむ眼差しの先に」敏伊佑季

・古典文学のすすめ 第3回「消えゆくムーア人の帰還――ワシントン・アーヴィング
  『アルハンブラ物語』」巽孝之

・エッセイ「父の戦後、僕の戦後、二〇二三年」藤丘義也
・読書の楽しみ 「手のひらサイズの救世主」 小澤悠人
・ウィステリア通信 ここらで村上さんの真骨頂を読者に見せてはくれませんか?
著者略歴
ケヤキブンガク編集室(ケヤキブンガクヘンシュウシツ keyakibungakuhenshuushitsu)
タイトルヨミ
カナ:ケヤキブンガク
ローマ字:keyakibungaku

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