出版社による内容紹介:
「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」から「湾岸戦争」「イラク戦争」へ。反戦姿勢を貫き、市民運動をたゆみなく続けて半世紀をはるかに越えた日々。「小田実さんに言った最後の意見と、言えなかった意見」など、もろもろの、77歳吉川勇一が言ってきたこと、言っておきたいこと。
「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」から「湾岸戦争」「イラク戦争」へ。反戦姿勢を貫き、市民運動をたゆみなく続けて半世紀をはるかに越えた日々。「小田実さんに言った最後の意見と、言えなかった意見」など、もろもろの、77歳吉川勇一が言ってきたこと、言っておきたいこと。
目次:
まえがき v
一 世の中と生き方—————1
1 「一人ひとりの生」の重さ——人の死の迎え方について思う 3
2 民衆を信ぜず、民衆を信じる……
——見通しを考える場合の視点、H・ジンの自伝など 13
3 「本質還元主義」と「本質回避主義」 23
4 最大の嘘つき、最高の恥知らずは雪印乳業か、三菱自動車か、はたまた誰なのか?
——何度でもいわねばならぬ、安保条約の廃棄を 26
5 「有事法体制」下の九条的生き方 38
6 デモとパレードとピースウォーク——イラク反戦運動と今後の問題点 63
7 死者は分裂している 75
8 「東洋文庫」とアンビバレンス 109
9 玉音放送を「対ソ宣戦詔勅」と信じた軍国少年はいま…… 116
10 半世紀近く前の夢を今振り返って 122
11 三菱自動車の欠陥隠しについて 138
12 選挙についての二つの論 151
選挙の結果について、とりあえず 152
年頭にあたって考えていること 162
二 あらためてベトナム戦争のこと—————173
1 ベトナムの勝利——人民の手による国際主義 175
2 体験の継承のために
——ベトナム「戦争証跡博物館」に日本の反戦市民運動の資料を届ける 186
3 ベトナムで聞かされた三〇年前のデモの効果 194
4 再びベトナムを訪ねて——率直で個性的な人びと 200
5 ベトナムから何一つ学ばず 209
6 ベ平連——国境を超える運動——「市民運動の宿題」以後 213
7 『兄弟よ 俺はもう帰らない』の「補遺へのもう一度の追加」 246
8 自由の危機——権力・ジャーナリズム・市民 254
三 からだのこと—————287
1 「先進民族」の後進性? 289
2 四回切腹、三ヵ月刻みで生きる 294
四 連れ合いの死—————307
1 連れ合いの葬儀 309
2 連れ合いに聞かせたかった講演のテープとフランク永井の歌 317
五 先立った人びと—————323
1 小田さんに言った最後の意見と、言えなかった意見 325
2 難死の原点を真剣に生きる 常に運動の現場で——識者評論「小田実の遺志」 340
3 鶴見和子さんとテリー・ホイットモア 343
4 新たな運動の時代への期待をこめて——小林トミさんの逝去を悼む 348
5 夢を現実に変える努力——今、高木さんと前田さんが生きていたら…… 351
6 政治参加とアジア研究と——『鶴見良行著作集』第二巻『ベ平連』への解説文 356
7 今野求さんを送る言葉 373
8 藤本義一さんへの弔辞 378
あとがきに代えて 母のこと 384
吉川勇一略歴 404
まえがき v
一 世の中と生き方—————1
1 「一人ひとりの生」の重さ——人の死の迎え方について思う 3
2 民衆を信ぜず、民衆を信じる……
——見通しを考える場合の視点、H・ジンの自伝など 13
3 「本質還元主義」と「本質回避主義」 23
4 最大の嘘つき、最高の恥知らずは雪印乳業か、三菱自動車か、はたまた誰なのか?
——何度でもいわねばならぬ、安保条約の廃棄を 26
5 「有事法体制」下の九条的生き方 38
6 デモとパレードとピースウォーク——イラク反戦運動と今後の問題点 63
7 死者は分裂している 75
8 「東洋文庫」とアンビバレンス 109
9 玉音放送を「対ソ宣戦詔勅」と信じた軍国少年はいま…… 116
10 半世紀近く前の夢を今振り返って 122
11 三菱自動車の欠陥隠しについて 138
12 選挙についての二つの論 151
選挙の結果について、とりあえず 152
年頭にあたって考えていること 162
二 あらためてベトナム戦争のこと—————173
1 ベトナムの勝利——人民の手による国際主義 175
2 体験の継承のために
——ベトナム「戦争証跡博物館」に日本の反戦市民運動の資料を届ける 186
3 ベトナムで聞かされた三〇年前のデモの効果 194
4 再びベトナムを訪ねて——率直で個性的な人びと 200
5 ベトナムから何一つ学ばず 209
6 ベ平連——国境を超える運動——「市民運動の宿題」以後 213
7 『兄弟よ 俺はもう帰らない』の「補遺へのもう一度の追加」 246
8 自由の危機——権力・ジャーナリズム・市民 254
三 からだのこと—————287
1 「先進民族」の後進性? 289
2 四回切腹、三ヵ月刻みで生きる 294
四 連れ合いの死—————307
1 連れ合いの葬儀 309
2 連れ合いに聞かせたかった講演のテープとフランク永井の歌 317
五 先立った人びと—————323
1 小田さんに言った最後の意見と、言えなかった意見 325
2 難死の原点を真剣に生きる 常に運動の現場で——識者評論「小田実の遺志」 340
3 鶴見和子さんとテリー・ホイットモア 343
4 新たな運動の時代への期待をこめて——小林トミさんの逝去を悼む 348
5 夢を現実に変える努力——今、高木さんと前田さんが生きていたら…… 351
6 政治参加とアジア研究と——『鶴見良行著作集』第二巻『ベ平連』への解説文 356
7 今野求さんを送る言葉 373
8 藤本義一さんへの弔辞 378
あとがきに代えて 母のこと 384
吉川勇一略歴 404
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