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3月23日発売予定

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

移民・難民の生存と受容

多様な主体・制度・実践
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内容紹介
移民/難民当事者、国家/政府、国際組織、NGO/市民団体等の支援組織、インフォーマル組織等の多様な主体が交錯して生み出される多層的な制度とその実践について、世界各地域、日本国内の各エスニック・グループを対象とした事例から「生存」と「受容」を鍵概念に描き出す。人の国際移動の複合的要因とその実相に迫る意欲的論集。
目次
序章 移民・難民の生存と受容を問う[明石純一]
 生存と受容の概念――本書における考え方
 各章の位置づけ

第Ⅰ部 移民・難民をめぐる世界の動向――越境的課題の多様な要因と主体

第1章 党派性を強めるアメリカの移民政策――連邦政府・州政府・州市民の相互関係[手塚沙織]
 はじめに
 1.無許可の越境者の現状――出身国の多様化とプッシュ要因の複雑さ
 2.アメリカの国境管理政策の変更とアクター間の対立
 3.無許可の越境者をめぐるアクター――連邦政府、州政府、州市民の相互作用
 おわりに

第2章 ラテンアメリカにおける人の国際移動の背景とアクターの取り組み――ベネズエラとコロンビアを中心に[磯田沙織]
 はじめに
 1.ラテンアメリカ諸国を移動する人々の背景
 2.ベネズエラのプッシュ要因
 3.コロンビアのプル要因
 おわりに

第3章 交差点としての移民・難民大国ヨルダン――移動が織りなす生きる場の生成[佐藤麻理絵]
 はじめに
 1.移動が織りなす国家形成――ヨルダンにおける国際人口移動概観
 2.移民・難民の「受容」をめぐるフォーマル/インフォーマルな制度
 3.移民・難民の「生存」を支える/脅かす諸枠組み
 おわりに

第4章 トルコにおける難民の受入れと「調和」の実相――多主体による多層的対応[伊藤寛了]
 はじめに
 1.トルコの外国人人口とシリア難民の概要
 2.トルコにおける難民対応――一時性・支援施策・アクター
 3.難民の現状――生存と受容の狭間
 おわりに

第5章 ニジェールを舞台にした密入国をめぐるポリティクス[中山裕美]
 はじめに
 1.アフリカ――ヨーロッパ間の人の移動と密入国
 2.ニジェールを舞台としたEUの安全保障のためのポリティクス
 3.ニジェール国内での矛盾の表出
 おわりに

第6章 ウクライナ侵攻後のロシア人の中央アジア移住をめぐる語りの分析[ダダバエフ ティムール/園田茂人]
 はじめに
 1.新たな「旧」移民受入れ国としての中央アジア
 2.調査の設計とデータ収集
 3.中央アジア選択をめぐる語り――プッシュ要因とプル要因
 4.中継地か定住地か――滞在合理化の論理
 5.固定観念の打破と中央アジアの「再発見」
 おわりに

第7章 ASEANの移住労働をめぐる規範形成と国内政策化――協働関係の進展と課題[首藤もと子]
 はじめに
 1.背景と調査研究動向
 2.生存と受容に関する出国前の制度化と連携
 3.移住労働者の権利保護に関する制度化と連携の進展
 おわりに

第Ⅱ部 移民・難民をめぐる日本の動向――制度と実践の現在

第8章 4つの移動チャネルにみる移住労働者政策の両義性と限界――フィリピンの対日本送出し[安里和晃]
 はじめに
 1.フィリピンの移住労働者政策の歴史
 2.海外送出し政策の概略
 3.日本に対する移住労働者政策
 おわりに

第9章 2つのコミュニティを生きる若者の生存戦略――在日クルド人1.5世代の語りを通じて[片山奈緒美]
 はじめに
 1.在日クルド人の移動と集住
 2.クルド人の若者が語るコミュニティと受容
 おわりに

第10章 救済からの排除――緊急避難措置を通じたミャンマー人の受入れ[人見泰弘]
 はじめに
 1.国家が行政管理を通じて作り出す排除と不平等
 2.2021年軍事クーデター後のミャンマー人の移住背景
 3.調査データ
 4.救済からの排除――緊急避難措置を通じたミャンマー人の受入れ
 おわりに――緊急避難措置による救済から排除されるのは誰なのか

第11章 移民と難民の境界――日本に退避したアフガニスタン人[小川玲子]
 はじめに
 1.移民と難民の境界
 2.9.11以降のアフガニスタンにおける「国家建設」と日本
 3.退避を求めてきたアフガニスタン人とは誰か?
 4.退避のプロセスにおける移民と難民の境界形成
 おわりに

第12章 国際人道保護としての制度・支援・世論の動向――在日ウクライナ避難民の受入れ[大茂矢由佳]
 はじめに
 1.ウクライナ人の国際移動・移住の概況
 2.ウクライナ避難民に関わる日本の制度とアクター
 おわりに

終章 移民・難民の生存と受容の諸様相と課題[首藤もと子/佐藤麻理絵]
 世界における移民・難民の移動――「受容」するさまざまな主体と方法
 日本における移民・難民の「受容」――多層的な問題と政策課題

 あとがき
著者略歴
明石 純一(アカシ ジュンイチ akashi junichi)
筑波大学人文社会系教授(社会学類長・日本学域長) 専門:移民研究 主な著書:『入国管理政策――「1990年体制」の成立と展開』(ナカニシヤ出版、2010年)、『人の国際移動は管理されうるのか――移民をめぐる秩序形成とガバナンス構築』(ミネルヴァ書房、2020年)。
佐藤 麻理絵(サトウ マリエ satou marie)
筑波大学人文社会系助教 専門:中東地域研究、難民研究 主な著書:『現代中東の難民とその生存基盤――難民ホスト国ヨルダンの都市・イスラーム・NGO』(ナカニシヤ出版、2018年)、「『正しいイスラーム』を主導するヨルダンの難民受入戦略」『国際政治』(217巻、2025年、65-80頁)。
首藤 もと子(シュトウ モトコ shutou motoko)
筑波大学名誉教授 専門:東南アジアの国際関係、ASEANの地域主義 主な著書:「移住労働をめぐるASEANの地域ガバナンス――制度化の動向と課題」明石純一編『移住労働とディアスポラ政策――国境を越える人の移動をめぐる送出国のパースペクティブ』(筑波大学出版会、2022年、18-45頁)、「米中の狭間で多元化するASEAN」グローバル・ガバナンス学会編『ウクライナ戦争とグローバル・ガバナンス』(芦書房、2024年、157-166頁)。
タイトルヨミ
カナ:イミンナンミンノセイゾントジュヨウ
ローマ字:iminnanminnoseizontojuyou

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