近刊検索 デルタ

2020年1月20日発売

東方出版

出版社名ヨミ:トウホウシュッパン

我が家に来た脱走兵

1968年のある日から
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内容紹介
1968年3月、ベトナム戦争に従軍していた米兵が我が家に来た。
彼は脱走兵のキャルだった。そして48年後アメリカで再会を果た
す。当時のベ平連やジャテックの活動等を含め、その間の事情や
再会までを描く。2016年に部落解放文学賞ノンフィクション部門
に入選した作品に大幅に手を加えまとめた。この物語は、戦争法
案が成立した今の日本の状況を照射している。
目次
第一章 早春の夕暮れ
 1 背の高い青年/2 ベトナム戦争/3 「イントレピッド4」/
 4 ベトナム戦争とメディア

第二章 我が家に来た脱走兵
 1 母の秘密メモ/2 キャルの脱走声明/3 我が家での討論/4 家
 族への想い/5 こっそり京都の繁華街へ/6 かくまった人たちは
 沈黙を守った

第三章 脱走期間のキャルの行動
 1 ベ平連との連絡/2 キャル、大阪に移動/3 脱走兵を預かった
 大阪の人たち/4 キャル、京都や大阪にかくまわれる/5 我が家
 に来たことの記述/6 奈良での生活/7 少女の日記/8 再び東京
 へ/9 根室から漁船に乗って脱出/10 ソ連船に乗り移る/11 モ
 スクワでの生活
 間奏曲 シャンソン「脱走兵」

第四章 脱走を伝えたメディア
 1 アメリカ:家族は死んだかと心配した/2 日本:犯罪扱いの新聞
 記事

第五章 キャルを探して
 1 脱走兵の映像の上映/2 キャルはどこにいるのか/3 キャルから
 の手紙/4 キャルとの電話

第六章  再会
 1 「オハヨー」と日本語で/2 キャルがたどった軌跡/3 スウェー
 デンでの恋/4 アメリカでの尋問/5 スウェーデンで銀行強盗/
 6 帰国後の生活/7 四八年前の嘘/8 キャルと会って/9 夕暮れの
 浜辺
著者略歴
小山 帥人(コヤマ オサヒト koyama osahito)
1942年生まれ。京都・竹田育ち。1964年から2002年までNHK大阪放送局で 映像取材を担当し、人工呼吸器をつけて学校に通う少女『歩ちゃんと30人 の仲間たち』などのドキュメンタリーを企画、取材。 著書に『市民がメディアになるとき』(書肆クラルテ)、共編著『非営利 放送とは何か-市民が作るメディア』(ミネルヴァ書房)など。
タイトルヨミ
カナ:ワガヤニキタダッソウヘイ
ローマ字:wagayanikitadassouhei

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