近刊検索 デルタ

2014年2月1日発売

東京大学出版会

出版社名ヨミ:トウキョウダイガクシュッパンカイ

頼山陽の思想 日本における政治学の誕生

日本における政治学の誕生
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
尊王討幕のイデオローグ,歴史家,文人……我々が頼山陽に抱くイメージはどれも誤りである.本書は,従来見過ごされてきた著作『通議』に徹底的に向き合い,その一貫した政治思想を剔抉,頼山陽を統治理論家として捉え直す.緻密な史料読解とシャープな分析で,明治以来の山陽解釈を根底から覆す野心的試み.

【渡辺浩氏・推薦】
「頼山陽は尊王論者ではなく,浮薄な文人でもない.その歴史認識に基づく精緻な統治理論を築いた理論家だ——そう著者は主張する.つまり,明治以来のほぼすべての山陽解釈をくつがえそうというのである.」
目次
序 章 頼山陽とは何者なのか
第一節 既存のイメージ 
第二節 主著の構想と成立
第一章 頼山陽以前
第一節 中国における正統論の系譜 
第二節 日本における政治学の源流
第二章 「君主論」の成立——頼山陽
第一節 「勢」を論ず 
第二節 英断の君主 
第三節 統治の方法
第四節 統治の正統
終 章 維新前夜
第一節 「正統」論の危険
第二節 公儀の崩潰
著者略歴
濱野 靖一郎(ハマノ セイイチロウ hamano seiichirou)
タイトルヨミ
カナ:ライサンヨウノシソウ
ローマ字:raisanyounoshisou

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。