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定価:3,520円(3,200円+税)
判型:A5
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内容紹介
モーツァルトのオペラ研究の第一人者が、その全オペラを詳細に解説した日本語で初めての著作。「モーツァルトのオペラ作品事典」としても役立つ保存版。
全体は、モーツァルトのオペラ創作期を大きく7つに区分し、1章ずつを当てている。各章は、彼のオペラ創作を中心とした伝記である「創作活動」、各作品の「作品解説」からなる。
モーツァルトのオペラ創作は基本的に依頼に応じてのものだった。その作品を「天才作曲家ひとりが生み出した作品」のごとく捉えるだけではなく「往々にして偶然に与えられた、特定の状況の中で、様々な人物が関与して創作されたオペラ」として理解しようとする姿勢から、「創作活動」では創作の背景を詳しく解説している。
「作品解説」は、(1) 基本的な情報 (2)台本 (3)楽曲解説(場面ごとのあらすじ、音楽の解説も)の流れで解説。作品を構成する番号曲は、一覧表にまとめられている。「主要人名解説」ほか充実の附録、索引付き。
全体は、モーツァルトのオペラ創作期を大きく7つに区分し、1章ずつを当てている。各章は、彼のオペラ創作を中心とした伝記である「創作活動」、各作品の「作品解説」からなる。
モーツァルトのオペラ創作は基本的に依頼に応じてのものだった。その作品を「天才作曲家ひとりが生み出した作品」のごとく捉えるだけではなく「往々にして偶然に与えられた、特定の状況の中で、様々な人物が関与して創作されたオペラ」として理解しようとする姿勢から、「創作活動」では創作の背景を詳しく解説している。
「作品解説」は、(1) 基本的な情報 (2)台本 (3)楽曲解説(場面ごとのあらすじ、音楽の解説も)の流れで解説。作品を構成する番号曲は、一覧表にまとめられている。「主要人名解説」ほか充実の附録、索引付き。
目次
まえがき/凡例
◆概説
序/I ジャンル/II 上演の場/III 台本と音楽
◆第1部 ザルツブルク時代
第1章 1756-1769
創作活動:オペラ創作の開始
1.「神童」とオペラ
2. ザルツブルクにおける最初のオペラ創作
3.「第2回ウィーン旅行」での2つのオペラ
作品解説
① 第一戒律の責務 KV35
② アポロとヒアチントゥス KV38
③ ラ・フィンタ・センプリチェ KV51
④ バスティアンとバスティエンヌ KV50
第2章 1769-1773
創作活動:「イタリア旅行時代」のオペラ創作
1.「第1回イタリア旅行」
2. 2つの祝典オペラ
3. イタリアでの最後のオペラ
作品解説
⑤ ポントの王ミトリダーテ KV87
⑥ アルバのアスカーニョ KV111
⑦ シピオーネの夢 KV126
⑧ ルーチョ・シッラ KV135
第3章 1773-1781
創作活動:新大司教のもとでのオペラ創作
1. 10代最後のオペラ創作
2.「マンハイム・パリ旅行」
3.《イドメネオ》の成立
作品解説
⑨ 偽りの女庭師 KV196
⑩ 牧人の王 KV208
⑪ ツァイーデ(後宮) KV344
⑫ イドメネオ KV366
◆第2部 ウィーン時代
第4章 1781-1784
創作活動:ウィーンでのオペラ創作の開始
1.「ウィーン時代」の開始
2.《後宮からの誘拐》の初演とジングシュピール公演の終了
3. イタリア・オペラ公演の復活
作品解説
⑬ 後宮からの誘拐 KV384
⑭ カイロの鵞鳥 KV422
第5章 1784-1787
創作活動:《フィガロの結婚》の誕生
1. 1784/85年のシーズンの諸状況
2.《フィガロの結婚》の作曲の開始
3.《フィガロの結婚》の初演とその後の上演状況
作品解説
⑮ だまされた花婿、または、1人の恋人をめぐる3人の女の張り合い KV430
⑯ 劇場支配人 KV486
⑰ フィガロの結婚 KV492
第6章 1787-1790
創作活動:続けられるダ・ポンテとのオペラ創作
1. 2回のプラハ旅行と《ドン・ジョヴァンニ》
2. 対トルコ戦争開始後の宮廷劇場におけるオペラ公演
3.《コジ・ファン・トゥッテ》の作曲とヨーゼフ二世時代の終わり
作品解説
⑱ 罰せられた放蕩者、または、ドン・ジョヴァンニ KV527
⑲ コジ・ファン・トゥッテ、または、恋人たちの学校 KV588
第7章 1790-1791
創作活動:「最後の年」の2つのオペラ
1. シカネーダーの劇場との関わり
2. 皇帝の代替わりと宮廷劇場の公演の変化
3.《魔笛》と《皇帝ティートの慈悲》
作品解説
⑳ 魔笛 KV620
㉑ 皇帝ティートの慈悲 KV621
◆附録
主要人名解説/アリアの楽曲形式と諸類型/資料情報/コンサート・アリア等の一覧/関連年譜/主要参考文献/人名索引/作品名索引
あとがき
◆概説
序/I ジャンル/II 上演の場/III 台本と音楽
◆第1部 ザルツブルク時代
第1章 1756-1769
創作活動:オペラ創作の開始
1.「神童」とオペラ
2. ザルツブルクにおける最初のオペラ創作
3.「第2回ウィーン旅行」での2つのオペラ
作品解説
① 第一戒律の責務 KV35
② アポロとヒアチントゥス KV38
③ ラ・フィンタ・センプリチェ KV51
④ バスティアンとバスティエンヌ KV50
第2章 1769-1773
創作活動:「イタリア旅行時代」のオペラ創作
1.「第1回イタリア旅行」
2. 2つの祝典オペラ
3. イタリアでの最後のオペラ
作品解説
⑤ ポントの王ミトリダーテ KV87
⑥ アルバのアスカーニョ KV111
⑦ シピオーネの夢 KV126
⑧ ルーチョ・シッラ KV135
第3章 1773-1781
創作活動:新大司教のもとでのオペラ創作
1. 10代最後のオペラ創作
2.「マンハイム・パリ旅行」
3.《イドメネオ》の成立
作品解説
⑨ 偽りの女庭師 KV196
⑩ 牧人の王 KV208
⑪ ツァイーデ(後宮) KV344
⑫ イドメネオ KV366
◆第2部 ウィーン時代
第4章 1781-1784
創作活動:ウィーンでのオペラ創作の開始
1.「ウィーン時代」の開始
2.《後宮からの誘拐》の初演とジングシュピール公演の終了
3. イタリア・オペラ公演の復活
作品解説
⑬ 後宮からの誘拐 KV384
⑭ カイロの鵞鳥 KV422
第5章 1784-1787
創作活動:《フィガロの結婚》の誕生
1. 1784/85年のシーズンの諸状況
2.《フィガロの結婚》の作曲の開始
3.《フィガロの結婚》の初演とその後の上演状況
作品解説
⑮ だまされた花婿、または、1人の恋人をめぐる3人の女の張り合い KV430
⑯ 劇場支配人 KV486
⑰ フィガロの結婚 KV492
第6章 1787-1790
創作活動:続けられるダ・ポンテとのオペラ創作
1. 2回のプラハ旅行と《ドン・ジョヴァンニ》
2. 対トルコ戦争開始後の宮廷劇場におけるオペラ公演
3.《コジ・ファン・トゥッテ》の作曲とヨーゼフ二世時代の終わり
作品解説
⑱ 罰せられた放蕩者、または、ドン・ジョヴァンニ KV527
⑲ コジ・ファン・トゥッテ、または、恋人たちの学校 KV588
第7章 1790-1791
創作活動:「最後の年」の2つのオペラ
1. シカネーダーの劇場との関わり
2. 皇帝の代替わりと宮廷劇場の公演の変化
3.《魔笛》と《皇帝ティートの慈悲》
作品解説
⑳ 魔笛 KV620
㉑ 皇帝ティートの慈悲 KV621
◆附録
主要人名解説/アリアの楽曲形式と諸類型/資料情報/コンサート・アリア等の一覧/関連年譜/主要参考文献/人名索引/作品名索引
あとがき
著者略歴
松田 聡(マツダ サトシ matsuda satoshi)
1963年、前橋生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。同研究科助手等を経て、現在、大分大学教育学部教授。モーツァルトを中心とする古典派音楽が専門。
著書に『フィガロの結婚:モーツァルトの演劇的世界』(ありな書房)、共訳書にニール・ザスロー他編『モーツァルト全作品事典』(音楽之友社)がある。また、ミニチュア・スコア版のモーツァルトのオペラ序曲集(音楽之友社)等の解説も担当。モーツァルトのオペラに関する論文や寄稿多数。
タイトルヨミ
カナ:モーツァルトノオペラゼンニジュウイチサクヒンノカイセツ
ローマ字:mootsarutonooperazennijuuichisakuhinnokaisetsu
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