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定価:3,960円(3,600円+税)
判型:304 X 232
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内容紹介
クローチェによって描かれた幼いモーツァルトと姉ナンネルが並んで1つの鍵盤の前に座っている有名な「家族肖像画」があるように、4手のクラヴィーア演奏はモーツァルトにとって重要な役割を果たしていた。このジャンルは、モーツァルトによって最初の興隆を迎えたと言われている。2台ピアノ用の作品に比べると、家庭的な用途をもつものだけに、軽やかさ、楽しさが際立った作品が揃っている。本エディションでは、第1ピアノと第2ピアノを見開き別ページ(オンラインで公開している『新モーツァルト全集』はこの方式)にせず、スコアと同じように同一ページに上下に並べて掲載しているので、全体の構成をつかみやすくなっているのが大きな特長。収録曲はモーツァルトのピアノ音楽において頂点をなす楽曲のひとつでもある《ソナタKV497》、第1奏者と第2奏者が交互に扱われる《ソナタKV521》、精妙な細部の味わいがある《アンダンテと変奏曲KV501》。
目次
ソナタ Sonata KV497/ソナタ Sonata KV521/アンダンテと変奏曲 Andante with Variations KV501
著者略歴
ウルリヒ ライジンガー(ウルリヒ ライジンガー ururihi raijingaa)
音楽学者。ウィーン原典版の校訂者の中心的存在。
ロバート レヴィン(ロバート レヴィン robaato revin)
ザルツブルク国際モツァルテウム財団モーツァルト中央研究所所員。フォルテピアノによるモーツァルト演奏に定評あり。録音多数。
ブルーノ ザイドルホーファー(ブルーノ ザイドルホーファー buruuno zaidoruhoofaa)
1905-1982。ピアニスト、ウィーン音楽アカデミー教授として活躍。WUE「24/25ベートーヴェン ピアノのための変奏曲集1/2」、標準版「モーツァルト・ピアノ連弾曲集」の運指法を担当。
松田 聡(マツダ サトシ matsuda satoshi)
音楽学者。東京大学文学部修士課程修了。ザスラウ他編『モーツァルト全作品事典』共訳(音楽之友社、2006年)、「ロホリッツによるモーツァルトとラファエロとの比較論―モーツァルト初期受容の一側面―」(『モーツァルティアーナ―海老沢敏先生古希記念論文集』所収、音楽之友社、2011年)。現在、大分大学准教授。
タイトルヨミ
カナ:モーツァルトヨンシュノタメノピアノキョクシュウニ
ローマ字:mootsarutoyonshunotamenopianokyokushuuni
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