信長貴富
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定価:1,650円(1,500円+税)
判型:A4
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内容紹介
劇作家・演出家として活躍する加藤直の書き下ろし詩を5人の作曲家が付曲した、混声合唱のための「組曲-恋・乞う・声」より信長貴富作曲の第4曲目。2013年3月11日(東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル)9人の作曲家による 9もんめのくりやまふみあき 苦楽を友と一里塚(指揮:栗山文昭/ピアノ:斎木ユリ/演奏:千葉大学合唱団、宇都宮大学混声合唱団、慶應義塾大学混声合唱団楽友会)にて委嘱初演された。他の作曲家にどのような詩が渡されたか、担当の詩がどのような立ち位置なのかを知らされずに、各作曲家によって作られた、非常に珍しい成り立ちの合唱組曲。各曲第一連の詩は、ほんの一部の変化を除き、共通テキストとなっている。この合唱組曲のモチーフは「声による劇場を携えての旅」。言葉と音楽そして身体と空間の響き合い、様々の声・色々の個性の混在によるおもしろさを劇場的に表現している。
信長貴富によるこの曲は、もがく現代人の虚無を、「うた」を否定する印象的なシュプレヒコールとともに表現する刺激的な作品。組曲の全5曲(5曲目のみ無伴奏)は以下の構成で、分冊により同時刊行された。①「歩きながら」(松下耕)、②「学びながら」(国枝春恵)、③「愛しながら」(鶴見幸代)、④「戦いながら」(信長貴富)、⑤「夢見ながら」(鈴木輝昭)。それぞれの曲がとてもユニークで、単曲での演奏でも十分な演奏効果をもつ。
信長貴富によるこの曲は、もがく現代人の虚無を、「うた」を否定する印象的なシュプレヒコールとともに表現する刺激的な作品。組曲の全5曲(5曲目のみ無伴奏)は以下の構成で、分冊により同時刊行された。①「歩きながら」(松下耕)、②「学びながら」(国枝春恵)、③「愛しながら」(鶴見幸代)、④「戦いながら」(信長貴富)、⑤「夢見ながら」(鈴木輝昭)。それぞれの曲がとてもユニークで、単曲での演奏でも十分な演奏効果をもつ。
著者略歴
加藤 直(カトウ タダシ katou tadashi)
神奈川県横浜市出身。劇作家・演出家。上智大学中退。1966年劇団俳優座付属養成所卒業。1970年「黒色テント68/71」(現黒テント)の創立に参加。劇団での作・演出活動を中心に、1980年代中頃からは劇団外でも、オペラ、演劇、ミュージカル、コンサート、合唱と多岐にわたる活動を開始する。『ピーターパン』などのロングラン作品を持つ一方、ジャンルを越えた「楽劇」作りを長期的な課題としている。1984年からの林光および「オペラシアターこんにゃく座」との共同作業の歴史は長く、『セロ弾きのゴーシュ』『吾輩は猫である』など、これまで数多くの作品の台本や演出を担当。独自の視点を基に『ひかりごけ』(神奈川芸術文化財団)、『罪と罰』(新国立劇場)、『真夏の夜の夢』(二期会)、『羅生門』(日生劇場)、『マノンの肖像』(東京室内歌劇場)、『山と海猫』(まつもと市民オペラ)などのオペラ作品の演出も多数。まつもと市民芸術館まつもと演劇工場・工場長。
信長 貴富(ノブナガ タカトミ nobunaga takatomi)
1994年上智大学文学部教育学科卒業。1994・95・99 年朝日作曲賞(合唱曲)、1998年奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位、2000年現音作曲新人賞入選(室内楽曲)、2001年日本音楽コンクール作曲部門(室内楽曲)第2位などを受賞。多数の合唱曲のほかに、歌曲、器楽作品など多岐にわたる。「信長貴富歌曲集」「こどものためのピアノ曲集 スタートダッシュ」ほか版多数。近年ではオーケストラや器楽アンサンブルを伴う合唱作品や、オペラなどの舞台作品も手がけている。主な作品に《新しい歌》(合唱)、《Fragments 〜特攻隊戦死者の手記による〜》(独唱/合唱)、《マリンバ協奏曲 混線するドルフィン・ソナー》、《オペラ 山と海猫》(加藤直台本)などがある。音楽之友社刊行の主な作品に「初心のうた」、「廃墟から」、「百年後 ―タゴールの三つの詩―」、「くちびるに歌を」、「Anthology」、「鉄道組曲」、「マリンバ協奏曲 混線するドルフィン・ソナー」などがある。
タイトルヨミ
カナ:タタカイナガラ
ローマ字:tatakainagara
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