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2023年2月24日発売

株式会社音楽之友社

出版社名ヨミ:オンガクノトモシャ

混声合唱のための 夢見ながら

「組曲―恋・乞う・声」より
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内容紹介
劇作家・演出家として活躍する加藤直の書き下ろし詩を5人の作曲家が付曲した、混声合唱のための「組曲-恋・乞う・声」より鈴木輝昭作曲の第5曲目。2013年3月11日(東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル)9人の作曲家による 9もんめのくりやまふみあき 苦楽を友と一里塚(指揮:栗山文昭/演奏:千葉大学合唱団、宇都宮大学混声合唱団、慶應義塾大学混声合唱団楽友会)にて委嘱初演された。他の作曲家にどのような詩が渡されたか、担当の詩がどのような立ち位置なのかを知らされずに、各作曲家によって作られた、非常に珍しい成り立ちの合唱組曲。各曲第一連の詩は、ほんの一部の変化を除き、共通テキストとなっている。この合唱組曲のモチーフは「声による劇場を携えての旅」。言葉と音楽そして身体と空間の響き合い、様々の声・色々の個性の混在によるおもしろさを劇場的に表現している。
鈴木輝昭によるこの曲は、時代の不条理とそれに対し時代を越えて残すべき大切な魂の拠り所となる情景をノスタルジックに表現する温かい作品。組曲の全5曲(5曲目のみ無伴奏)は以下の構成で、分冊により同時刊行された。①「歩きながら」(松下耕)、②「学びながら」(国枝春恵)、③「愛しながら」(鶴見幸代)、④「戦いながら」(信長貴富)、⑤「夢見ながら」(鈴木輝昭)。それぞれの曲がとてもユニークで、単曲での演奏でも十分な演奏効果をもつ。
著者略歴
加藤 直(カトウ タダシ katou tadashi)
神奈川県横浜市出身。劇作家・演出家。上智大学中退。1966年劇団俳優座付属養成所卒業。1970年「黒色テント68/71」(現黒テント)の創立に参加。劇団での作・演出活動を中心に、1980年代中頃からは劇団外でも、オペラ、演劇、ミュージカル、コンサート、合唱と多岐にわたる活動を開始する。『ピーターパン』などのロングラン作品を持つ一方、ジャンルを越えた「楽劇」作りを長期的な課題としている。1984年からの林光および「オペラシアターこんにゃく座」との共同作業の歴史は長く、『セロ弾きのゴーシュ』『吾輩は猫である』など、これまで数多くの作品の台本や演出を担当。独自の視点を基に『ひかりごけ』(神奈川芸術文化財団)、『罪と罰』(新国立劇場)、『真夏の夜の夢』(二期会)、『羅生門』(日生劇場)、『マノンの肖像』(東京室内歌劇場)、『山と海猫』(まつもと市民オペラ)などのオペラ作品の演出も多数。まつもと市民芸術館まつもと演劇工場・工場長。
鈴木 輝昭(スズキ テルアキ suzuki teruaki)
1958年仙台生まれ。桐朋学園大学作曲科を経て同大学研究科を修了。三善晃氏に師事。第46回(室内楽)および第51回(管弦楽)日本音楽コンクールにおいて、第1位、2位を受賞。1984年、日本交響楽振興財団第7回作曲賞。1985年および1987年、旧西ドイツのハンバッハ賞国際作曲コンクール、管弦楽、室内楽両部門において、それぞれ1位を受賞。以後、管弦楽作品がヨーロッパ各地で演奏、放送される。1988年、仙台において、オペラ「双子の星」(宮沢賢治原作)を初演。1990年、第16回民音現代作曲音楽祭の委嘱による二群の混声合唱とオーケストラのための「ヒュムノス」が初演される。1991年、村松賞受賞。1994年、演奏・作曲家集団〈アール・レスピラン〉同人として、第12回中島健蔵音楽賞を受賞。2001年、宮城県芸術選奨受賞。日本作曲家協議会、同人アール・レスピラン等に所属。桐朋学園大学大学院教授、桐朋学園大学音楽学部、東京藝術大学非常勤講師。
タイトルヨミ
カナ:ユメミナガラ
ローマ字:yumeminagara

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