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定価:3,080円(2,800円+税)
判型: X
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内容紹介
従来のピアニズムを超えたピアノの鳴らせ方を追求した小品集。
第1番:3度の平行、単音の旋律、4オクターヴのユニゾン、厚い和音といった要素がどれだけ独立し、意味を持って存在させることができるか、考えられている。また、それぞれの要素の変容が必然的なものになるよう配慮。
第2番:複数の声部、いろいろな事件の起こりに時差を与え、そのタイミングを考えている。冒頭の東洋の竪琴のような発想は、クライマックスの後、半音下で再現し、また復活する。ずっと溜め込まれたエネルギーが、最後に何本かのトランペットによるファンファーレのように突き上げて、曲を閉じる。
第3番:フォルテッシモで始まりフォルテッシモで終わる曲に挑戦。音域の対比、右手と左手との同時タイミングで反行する動き、和音と単音の対比、穏やかな部分の挿入、細かいパッセージの連続による音響、装飾音付きのオスティナート等を盛り込んでいる。
第1番:3度の平行、単音の旋律、4オクターヴのユニゾン、厚い和音といった要素がどれだけ独立し、意味を持って存在させることができるか、考えられている。また、それぞれの要素の変容が必然的なものになるよう配慮。
第2番:複数の声部、いろいろな事件の起こりに時差を与え、そのタイミングを考えている。冒頭の東洋の竪琴のような発想は、クライマックスの後、半音下で再現し、また復活する。ずっと溜め込まれたエネルギーが、最後に何本かのトランペットによるファンファーレのように突き上げて、曲を閉じる。
第3番:フォルテッシモで始まりフォルテッシモで終わる曲に挑戦。音域の対比、右手と左手との同時タイミングで反行する動き、和音と単音の対比、穏やかな部分の挿入、細かいパッセージの連続による音響、装飾音付きのオスティナート等を盛り込んでいる。
目次
[曲目]
ピアノのためのファンタジー第1番(2003)
ピアノのためのファンタジー第2番~左手のための(2006)
ピアノのためのファンタジー第3番(2011)
ピアノのためのファンタジー第1番(2003)
ピアノのためのファンタジー第2番~左手のための(2006)
ピアノのためのファンタジー第3番(2011)
著者略歴
土田 英介(ツチダ エイスケ tsuchida eisuke)
作曲:作曲家、ピアニスト。北海道室蘭市出身。東京芸術大学音楽学部作曲科、同大学院修了。学内で長谷川賞を受賞。作曲を松村禎三、黛敏郎、川井学、木村雅信、ピアノを徳川愛子、立野了子、ソルフェージュをアンリエット・ピュイグ=ロジェの各氏に師事。第53回日本音楽コンクール作曲部門第1位入賞。第14回民音現代作曲音楽祭にて委嘱曲「交響的譚詩」が初演される。主要作品としては、「ラプソディ~ヴァイオリンとピアノのための~」、「前奏曲~クラリネットのための~」「弦楽四重奏曲」、児童合唱組曲「あしたへ」、「子守唄、子守唄よ~女声合唱のための~」、「ヴァイオリン協奏曲」、「窓~混声合唱のための~」等がある。現在、東京音楽大学助教授。東京芸術大学、同付属高校、桐朋学園大学、仁愛女子短期大学非常勤講師。作曲活動に従事する傍らピアニストとしても各方面で活躍中。
タイトルヨミ
カナ:ピアノノタメノファンタジー ダイイチニサンバン
ローマ字:pianonotamenofantajii daiichinisanban
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