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2023年9月8日発売

ニュートンプレス

出版社名ヨミ:ニュートンプレス

やさしくわかる! ⽂系のための東⼤の先⽣が教える よくわかる認知症 : はじめて学ぶ人でも、どんどん楽しく読める!

文系シリーズ
文系シリーズ
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内容紹介
 認知症の患者数は急増しており,今や認知症はだれもがなりうる病気といえます。 認知症は脳の病気です。認知症になると,記憶力や判断力といった知的能力が失われてしまい,日常生活全般に支障が出てしまいます。認知症の原因の約7割を占めるアルツハイマー病では,脳に“ゴミ”がたまることで,神経細胞が死んで脳が萎縮していきます。その兆候は,アルツハイマー病を発症する10~20年ほど前からはじまっています。残念ながらアルツハイマー病を完治させる薬はまだありません。治療法や早期診断法を開発するために,現在さまざまな研究が進められています。 本書では,認知症の基本と,その予防法や治療法について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。高齢化社会をむかえる今,認知症について,正しい理解を深めていきましょう。
目次
1時間目:認知症の基本
STEP1. 認知症は21世紀最大の課題
増えつづける認知症
認知症はどういう病気?
認知症は老化によるもの忘れとはちがう
認知症の約70%はアルツハイマー病
2時間目:認知症を理解するための脳の基本
STEP1. 脳のしくみと神経細胞
脳の基本構造
脳の中をくわしく見てみよう
大脳皮質も役割分担をしている
脳の神経細胞は,1000億個以上!
脳のはたらきを生みだす神経細胞
脳の信号は,“電線”を通って伝えられる
神経細胞をへだてる,シナプス間隙
神経細胞の活動には,介護役が必要不可欠
STEP2. 記憶のしくみ
記憶には,海馬が必要
神経細胞の変化が,記憶をつくる
信号の受信器が増えて,短期の記憶がつくられる
長期の記憶には,遺伝子のはたらきが必要
学習すると,神経細胞のでっぱりが大きくなる
3時間目:認知症のしくみと治療
STEP1. 脳のゴミが引きおこすアルツハイマー病
アルツハイマー病は,40代から忍び寄る
記憶の司令塔が真っ先に壊れる
脳内のゴミが神経細胞の死をもたらす
ゴミの掃除屋が神経細胞を攻撃
アルツハイマー病の原因となる遺伝子変異
STEP2. アルツハイマー病の診断と治療に挑む
脳内のゴミの蓄積を画像化して徴候をつかむ
血液検査でアルツハイマー病の早期発見が可能になる?
アルツハイマー病の進行を遅らせた国産薬「アリセプト」
脳のゴミを攻撃する抗体医薬
世界ではじめて承認された抗体医薬「アデュカヌマブ」
アミロイドβが集まりはじめるのをおさえる「レカネマブ」
根治に向け,続々と新薬の開発が進む
STEP3. レビー小体型認知症と脳血管性認知症
男性のほうが2倍発症しやすい,レビー小体型認知症
手足がふるえ,転びやすくなることも
脳卒中が原因でおきる脳血管性認知症
要注意! 脳卒中の予兆
脳血管の時限爆弾の破裂を防げ! ①脳出血
脳血管の時限爆弾の破裂を防げ! ②脳梗塞
脳卒中の予防には,動脈硬化の防止が一番
4時間目:脳を健康に保つには
STEP1. 認知症への対策
アルツハイマー病は潜伏期間が長い
深刻な認知症に至るまでの二つの段階
早期介入で発症を遅らせる
認知症と診断されたら
認知症の家族はどうサポートすればいい?
STEP2. 生活習慣と認知症
睡眠不足は認知症の危険因子
睡眠によって,脳のゴミが洗い流される
肥満や糖尿病は認知症リスクを上げる
運動で脳の活動を改善
歯周病は認知症を悪化させることがある
認知症は腸内細菌と関連があるかもしれない
抗生物質の多用で認知機能の低下の可能性
偉人伝① 脳の病気を発見, アロイス・アルツハイマー
著者略歴
富田泰輔(トミタタイスケ tomitataisuke)
タイトルヨミ
カナ:ヤサシクワカル ブンケイノタメノトウダイノセンセンガオシエル ヨクワカルニンチショウ :
ローマ字:yasashikuwakaru bunkeinotamenotoudainosensengaoshieru yokuwakaruninchishou :

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