近刊検索 デルタ

2019年6月20日発売

人文書院

出版社名ヨミ:ジンブンショイン

野党が政権に就くとき

地方分権と民主主義
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内容紹介
なぜ政権交代を叫ぶのか

政権を担う与党が自ら権力を弱め、地方にそれを譲渡する理由はない。
地方分権が実現するのは、野党がそれを理念として掲げ、政権に就いたときだけだ。
中央集権化を年々加速させるこの国で、民主主義再生の方途を探り当てるために。
フランスと日本の社会党を事例に「野党の存在意義」を考え抜く重要作。
目次


第1章 「野党的政策」としての地方分権
地方分権の動きと要因/政党政治と政策転換/競争、野党、民主主義/野党的政策としての地方分権/本書で扱う事例の概要/本書の構成

第2章 保守政権下における中央集権傾向の存続
フランス―「不可分の共和国」の遺産/日本―保守国家の強固な支配力

第3章 野党時代に準備されたオルタナティブ
地方分権政策とフランス左派の再生/地方分権のための「混声合唱」

第4章 フランス政権の交代
大都市市長が改革をリード/ドフェールの部下たち/飼いならされた官選知事/立法府の名士たちに耳を傾ける/「七年の任期中で最大の仕事」

第5章 日本の連立政治
連立政権のリーダーシップとその限界/地方分権委員会/地方分権派の専門家と中央官僚の対立/「第三の」改革

第6章 野党が政権に就いたとき
構造と行動主体/野党、政権交代、地方分権―追加の事例/地方分権のメカニズム/結論
著者略歴
中野 晃一(ナカノコウイチ nakanokouichi)
中野 晃一(なかの・こういち) 1970年生まれ。東京大学文学部哲学科、英国オックスフォード大学哲学・政治コース卒業。米国プリンストン大学で博士号(政治学)を取得。上智大学国際教養学部教授。現在は学部長。専門は比較政治学、日本政治、政治思想。主な著書に『戦後日本の国家保守主義―内務・自治官僚の軌跡』(岩波書店、2013)、『右傾化する日本政治』(岩波新書、2015)、『つながり、変える私たちの立憲政治』(大月書店、2016)、『私物化される国家―支配と服従の日本政治』(角川新書、2018)、『噓に支配される日本』(共著、岩波書店、2018)ほか。
中野 真紀子(ナカノマキコ nakanomakiko)
タイトルヨミ
カナ:ヤトウガセイケンニツクトキ
ローマ字:yatougaseikennitsukutoki

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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