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2024年1月29日発売

人文書院

出版社名ヨミ:ジンブンショイン

フロイト著作集第7巻

ヒステリー研究/科学的心理学草稿
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内容紹介
『アンナ・Oの症例』をふくむ初期の大著『ヒステリー研究』と、初期論文 『科学的心理学草稿』を収録した。従来殆ど未研究のヒステリー症に新しい研究分野を拓くとともに、その後のフロイト思想の発展と展開をうかがわせる興味深い一巻である。

「精神分析理論の発展という見地からみると、この『草稿』で試みられている「科学的心理学」は、一九〇〇年発表の『夢判断』(中略)に引きつがれ、やがては「メタサイコロジィ」の体系化へとつらなっていくフロイト心理学、つまり精神分析理論の最初の誕生を意味しているのである。」(本書より)

◎目次
『ヒステリー研究』(懸田克躬訳)
Ⅰ初版の序文
Ⅱ第二版の序文
Ⅲヒステリー現象の心的機制について
Ⅳ病歴
A,エミー・フォン・N夫人 
 B,ミス・ルーシー・R  
 C,カタリーナ
D,エリザベト・フォン・R嬢 
 E,アンナ・O嬢
Ⅴヒステリーの心理療法

『科学的心理学草稿』(小此木啓吾訳)
Ⅰ一般的な計画
Ⅱ精神病理学
Ⅲ正常なψ過程を記述する試み

訳注
解説『ヒステリー研究』について(懸田 克躬)
解説『科学的心理学草稿』について(小此木 啓吾)
目次
『ヒステリー研究』(懸田克躬訳)
Ⅰ初版の序文
Ⅱ第二版の序文
Ⅲヒステリー現象の心的機制について
Ⅳ病歴
A,エミー・フォン・N夫人 
 B,ミス・ルーシー・R  
 C,カタリーナ
D,エリザベト・フォン・R嬢 
 E,アンナ・O嬢
Ⅴヒステリーの心理療法

『科学的心理学草稿』(小此木啓吾訳)
Ⅰ一般的な計画
Ⅱ精神病理学
Ⅲ正常なψ過程を記述する試み

訳注
解説『ヒステリー研究』について(懸田 克躬)
解説『科学的心理学草稿』について(小此木 啓吾)
著者略歴
ジークムント・フロイト(ジークムント フロイト jiikumunto furoito)
1856年生まれ、オーストリアの心理学者、精神科医。神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、自由連想法、無意識研究を行った。精神分析学の創始者として知られる。心理性的発達理論、リビドー論、幼児性欲を提唱し、人間の心の『無意識』という世界を発見したことによって、マルクス、ダーウィンとならんで20世紀の思想に大きな影響を与えた人物の一人ともされる。1939年没。主な著書は『ヒステリー研究』『夢判断』『日常の精神病理学』『精神分析入門』『自我とエス』『性欲論三論』など。
懸田 克躬(カケタ カツミ kaketa katsumi)
1906年生まれ。1937年東北帝国大学医学部卒。1950年順天堂大学教授となり、1961年医学部長、1972年学長を歴任。医学教育振興財団理事長も務めた。1996年没。著書に『愛について 愛の生態学』 (中公新書、1968)、『ユングとフロム』(中央公論社、1974)ほか。訳書『愛するということ』 (紀伊国屋書店、1959)
小此木 啓吾(オコノギ ケイゴ okonogi keigo)
1930年東京府生まれ。日本の医学者・精神科医、精神分析家。学位は、医学博士。1954年慶應義塾大学医学部卒業。1960年「自由連想法の研究」で医学博士の学位を取得。慶應義塾大学環境情報学部教授、東京国際大学教授を歴任。フロイト研究や阿闍世コンプレックス研究、家族精神医学の分野では日本の第一人者である。著書はいずれも平易な記述であり、難解な精神分析理論を専門家のみならず広く一般に紹介した功績は大きい。2003年没。主な著書は『精神分析ノート』(日本教文社,1964年)、『モラトリアム人間の時代』(中央公論社、1978年)、『フロイトとの出会い―自己確認への道―』(人文書院、1978年)など。
タイトルヨミ
カナ:フロイトチョサクシュウダイナナカン
ローマ字:furoitochosakushuudainanakan

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