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2024年2月13日発売

筑摩書房

出版社名ヨミ:チクマショボウ

種村季弘コレクション 驚異の函

ちくま学芸文庫
ちくま学芸文庫
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内容紹介
怪物の誕生を辿る畢生の名作「怪物の作り方」、ペテン研究の白眉「ケペニックの大尉」等、世界の不思議を追った〈知の怪人〉種村季弘の粋を一冊に。

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世界のからくりや不思議を語らせたら随一、教え子であり本書編者でもある諏訪哲史をして「日本の人文科学が世界に誇るべき〈知の無限迷宮〉の怪人」と言わしめた種村季弘──本書はその博覧強記のエッセンスをぎゅっと詰め込んだアンソロジーだ。「怪物の作り方」、「吸血鬼幻想」、「少女人形フランシーヌ」、「ケペニックの大尉」などの代表作はもちろん、著者の素顔が透けて見える自伝的随想・講演・読書論・対談まで網羅。没後20年、インチキと不寛容に満ちた現代に放つ文庫オリジナル。
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種村季弘ふたたび
贋物、異端、影、神話、錬金術……
〈知の無限迷宮〉の怪人、没後20年記念刊行

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目次
吸血鬼幻想 
神話の中の発明家 
怪物の作り方 
洋の東西怪談比較 
少女人形フランシーヌ 
ケペニックの大尉 
地球空洞説 
落魄の読書人生 
器具としての肉体 
物体の軌跡 
K・ケレーニイと迷宮の構想 
泉鏡花作品に見るオシラ様 
グロッソラリー・狂人詩・共感覚 
文字以前の世界――童話のアイロニー 
遍在する怪物 怪物論のトポス【谷川 渥との対談】 
底本一覧 
編者解説 無限迷宮の歩き方 諏訪哲史
著者略歴
種村 季弘(タネムラ スエヒロ tanemura suehiro)
種村 季弘(たねむら・すえひろ):1933-2004年。東京都生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。該博な知識人として文学、美術、映画から魔術、神秘学にいたるまで多彩なジャンルにわたり執筆活動を展開した。著書に『ビンゲンのヒルデガルトの世界』(芸術選奨文部大臣賞、斎藤緑雨賞受賞)、『書国探検記』、『魔術的リアリズム』など、訳書に『パニッツァ全集』(全3巻)などがある。
諏訪 哲史(スワ テツシ suwa tetsushi)
諏訪 哲史(すわ・てつし):1969年、愛知県生まれ。作家。國學院大學文学部で種村季弘に学ぶ。「アサッテの人」で群像新人文学賞・芥川賞を受賞。『種村季弘傑作撰Ⅰ・Ⅱ』(国書刊行会)を編む。
タイトルヨミ
カナ:タネムラスエヒロコレクション キョウイノハコ
ローマ字:tanemurasuehirokorekushon kyouinohako

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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