内容紹介

2021年、プロサッカーリーグの審判員を勇退した家本政明氏。家本氏はＪ１、Ｊ２リーグ、国際親善試合など約600試合の審判を担当してきた。正当なジャッジを目指しながらも、一貫性を欠く判定などからサポーターやメディア、関係者から批判を浴び、無期限割り当て処分をはじめとする数々の困難に直面してきた。自身の審判方法を振り返るだけではなく、自身の身の振り方なども見つめ直すことを繰り返した日々の中で、独自の審判スタイルや生き方を確立していく。本書は「日本一嫌われた」審判が逆境を乗り越える中で見出した15の信条（大切にしたいこと）を紹介するもの。家本政明1973年広島県福山市生まれ。同志社大学経済学部卒業。グロービス経営大学院修了。96年にサッカー１級審判を全国最年少で取得。2002年からJ2リーグ、04年からJ1リーグで主審を担当。05年からプロ審判となり、国際審判にも選出。10年に日本人として初めて英国ウェンブリー・スタジアムで試合を担当。11年に英国初の外国籍審判としてFAカップの試合を担当。21年に現役引退。国際試合100試合以上、Jリーグでは歴代最多516試合の主審を担当。【目次】はじめに　僕のこれまで　夢を鮮明に思い描く　　信条１　心の中の「小さな自分」に問いかける　　　信条２　「八百万の眼」で物事の本質を観る　　　信条３　「誰のために、何のために」を明確にする　　早く小さく行動する　　信条４　天命を信じて人事を尽くす　　　信条５　自分の「よりどころ」を創る　　信条６　建設的に疑い、楽観的にはじめる　風のように自由に楽しむ　　　信条７　「陰陽的思考」で行動する　　　信条８　小さな「変化」と会話する　　　信条９　「奇人」になる　　逆境を味方につける　　　信条１０　今「できること」に全集中する　　信条１１　静かに身を潜める　　　信条１２　「美しく」ある　　夢を実現させる　　　信条１３　己の「強欲」を飼い慣らす　　　信条１４　喜びを「協創」する　　　　信条１５　すべては「今の自分」からはじまる　　おわりに