近刊検索 デルタ

2016年9月21日発売

法政大学出版局

出版社名ヨミ:ホウセイダイガクシュッパンキョク

フランス現象学の現在

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内容紹介
フッサールとハイデガーを批判的に受け継いだフランスの哲学者たち──レヴィナス、サルトル、メルロ=ポンティ、リクール、アンリ、デリダほか──がおのおのの仕方で展開した現象学的探究の帰趨を見つめ、この越境する運動がいまなおもたらし続ける思考の可能性をひらく。D.フランク、F.-D.セバーをはじめ、日仏の有力研究者が共同でおこなったプロジェクトの成果を示す本格論集。
目次
はじめに

第一部 フッサールとハイデガーへの回帰/からの出発

第一章 真理のための呼び名
   【ディディエ・フランク】

第二章 フッサールとフィンクにおける世界の必然性と偶然性
   【池田裕輔】

第三章 数学の現象学──理念性と歴史性
   【ドミニク・プラデル】

第四章 「全体的時間」の概念を哲学のなかで維持するための試み
   【ヴァンサン・ジロー】

第二部 物語と文学の現象学に向けて

第五章 「語る」とは何をすることか──リクールのミメーシス論再考
   【杉村靖彦】

第六章 テクストの世界と生の世界 矛盾する二つのパラダイム?
   ──ポール・リクールと〈読むこと〉の現象学
   【ミカエル・フェッセル】

第七章 知覚的経験における両義的なものと注意
   ──メルロ=ポンティにおけるプルーストの現象学的読解について
   【落合 芳】

第三部 生の問題をめぐって──アンリ/デリダ/レヴィナスと現象学

第八章 アンリの超越理解とサルトルの影
   【服部敬弘】

第九章 いまだかつて見た者なき神
   【エマニュエル・カタン】

第十章 内在の内の非内在的なもの
   ──出会い損なったアンリとデリダの遅ればせの対話?
   【米虫正巳】

第十一章 生き残る者の有罪性としての倫理
   【フランソワ=ダヴィッド・セバー】

あとがき
人名索引
著者略歴
米虫 正巳(コメムシ マサミ komemushi masami)
1967年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(大阪大学)。関西学院大学文学部教授。専門はフランス哲学。論文に「出来事と存在──ドゥルーズとハイデガー」(『アルケー』第23号)、共著に『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社)、『エピステモロジー』(慶應義塾大学出版会)、共訳書にフランク『現象学を超えて』(萌書房)、フランク『他者のための一者』(法政大学出版局)ほか。
タイトルヨミ
カナ:フランスゲンショウガクノゲンザイ
ローマ字:furansugenshougakunogenzai

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