目次

客観事実の犯罪論の問題
行為者の表象〈予見・認識〉と責任能力及び有責性
一定の病気、症状による交通事故と刑事責任
日本における過失犯論の展開
故意概念と違法性の意識
刑法の場所的適用範囲について
近時の立法動向と罪刑法定主義の再認識
看護行為の高度化と刑事司法
入札談合等関与行為防止法の処罰規定の適用について
暴力行為等処罰法の来歴
クラブの営業に対する規制の背後にあるもの
戦後占領政策における「所持」概念の確立
「可視化」の夜と霧
治安刑法をめぐる動向と捜査権の拡大について
接見内容の秘密性の保障
誤捜査の国賠法上の違法性の判断基準
縮小認定と刑事補償
評議の秘密に対するアクセス可能性
「合理的疑いを超える証明」に関する一考察
控訴審における事実誤認審査
冤罪と雪冤
少年法における価値
「新たな秩序〈治安〉」の基層とその射程
少年矯正法の系譜と新法の課題
刑事法におけるビッグデータの活用
一九九〇年代におけるフランスの薬物政策の転換
刑の一部猶予制度の運用のあり方について
アムステルダムの奇跡の『神話』
国際刑事学協会〈IKV〉ロシア・グループの実像
一九〇八年タイ刑法の成立について
刑法と報復の論理
内田博文刑事法学についての一試論
人種差別表現と法の下の平等
ヘイトスピーチ刑事規制法の保護法益
ヘイトスピーチ規制における運用上の諸問題
ヘイト・スピーチ法研究の探訪
パターナリズムに粉飾された社会防衛と医療福祉動員体制の問題点
刑事法における障害者差別
ハンセン病隔離政策と医の倫理