( )
定価:4,620円(4,200円+税)
判型:A5
書店在庫をチェック
内容紹介
日本を含むアジアからヨーロッパにかけての「君主号」に関する11本の論考を収録。Ⅰ部「東アジアの君主号」では、中国の皇帝号を中心に、草原社会・東南アジア・日本などユーラシア東部の諸地域の君主号について、Ⅱ部「南アジア・中央アジア・西アジアの君主号」では、イスラームと関わるユーラシア中央部の諸地域の君主号について、Ⅲ部「ヨーロッパの君主号」では、ローマ帝国とその後のユーラシア西部の諸地域の君主号について考察する。本書では、これらの考察・分析を通じて、君主号の重層性や多義性を検証しつつ、多元的で複合的な歴史世界の展開を明らかにする。2022年史学会大会シンポジウムをもとに編集。---------------------------------------------目次:はじめに 佐川英治Ⅰ部 東アジアの君主号1章 皇帝が「天子」を称するとき――中華の多元化と東部ユーラシア 佐川英治2章 ハン・ハーン・皇帝──中央ユーラシアと東アジアのなかの大清君主号 杉山清彦3章 清代シプソンパンナー王国における中国・ビルマ両属関係とその終焉 武内房司4章 天皇号の成立と唐風化 大津 透Ⅱ部 南アジア・中央アジア・西アジアの君主号5章 スラトラーナ攷――神の鎧か西夷の号か 小倉智史6章 スルターンをこえて――セルジューク朝時代の君主号 大塚 修7章 称号はいかに生まれ、伝播するのか――バハードゥル=ハーンをめぐって 近藤信彰Ⅲ部 ヨーロッパの君主号8章 アウグストゥスのゆくえ――ローマ帝国統治の模索 田中 創9章 バシレウスからスルタンへ?――ギリシア正教徒とオスマン君主号 藤波伸嘉10章 複合君主号「皇帝にして国王」と主権の分有――ハプスブルク・ハンガリーの選挙王政と世襲王政 中澤達哉11章 君主号とブリテン革命――護国卿、あるいはオリヴァ王? 後藤はる美
著者略歴
佐川 英治(サガワ エイジ sagawa eiji)
タイトルヨミ
カナ:クンシュゴウトレキシセカイ
ローマ字:kunshugoutorekishisekai
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
もうすぐ発売(1週間以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。