近刊検索 デルタ

2023年11月28日発売

 吉川弘文館

倭国の政治体制と対外関係

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内容紹介
乙巳の変の中心人物とされる中大兄皇子と中臣鎌足。その後、律令国家を形成していく倭王権の中で彼らはいかなる動向を見せ、そこには何が読み取れるのか。記紀や荷札木簡、刀剣銘などの史料を網羅的に整理し、諸制度の運用状況や地方支配の実態を分析。さらに東アジア諸国の動乱と対外関係に迫り、倭国の政治史・外交史研究の到達点を提示する。
目次
序にかえて/政治と制度(中臣鎌足と乙巳の変以降の政権構成〈中臣氏の政治的地位/鎌足の登場とその活動/乙巳の変~天智朝の政権構成について〉/中大兄の軌跡〈乙巳の変と中大兄皇子/天智朝の治績/七世紀史と中大兄の足跡〉/天武十四年冠位制と皇親冠位の理解をめぐって〈皇親冠位の問題点/大宝令制との対応関係〉以下細目略/民官と部民制―石神遺跡出土の木簡に接して/七世紀の荷札木簡と税制)/地方支配の実態と対外関係(五世紀の銘文刀剣と倭王権の支配体制/「任那」の用法と「任那日本府」(「在安羅諸倭臣等」)の実態/ 国造制と屯倉制/吉備白猪・児島屯倉と屯倉制/国宰、国司制の成立をめぐる問題―徳島県観音寺遺跡出土木簡に接して)
著者略歴
森 公章(モリ キミユキ mori kimiyuki)
タイトルヨミ
カナ:ワコクノセイジタイセイトタイガイカンケイ
ローマ字:wakokunoseijitaiseitotaigaikankei

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