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定価:1,980円(1,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
原発事故以降、これまで市民運動や政治に無縁だった女性たちがデモや集会に参加したり、ネットワークをつくって被災者や避難者を支援するなどの活動をはじめた。その動きは現在までも衰えるどころか、安保法制への反対、憲法改正への危機感などからさらに広がってきている。そうした女性たちに芽生え始めたのが現実の政策を変えていくには政治にコミットするしかないという気持ちだ。7月には参院選が予定されており、女性たちの政治意識はさらに高まっていくだろう。東京新聞と北陸中日新聞では変わりつつある女性の政治意識を背景に、女性議員の現状や民主主義の再生を問う連載を2年にわたって断続的に掲載。それらに、加筆したのが本書である。
目次
はじめに
第1章 女性たちの国会デビュー――一票が政治を変えた
Ⅰ 70年前のSEALDs
Ⅱ つかの間の脱金権
Ⅲ パンパンと焼き魚
Ⅳ 非戦の「異端者」
Ⅴ 民主主義が逆コースに
第2章 女の議会みち――女性議員はなぜ少ないのか
Ⅰ 都議会やじ――あらわになった荒野
Ⅱ 都内女性議員アンケート
[1]セクハラ被害31%
柳原里枝子さん◆放置で増長。トップが根絶宣言を
[2]「女性は不利」18・8%
広瀬克哉さん◆「妻」は大変。政策づくり支援必要
[3]「女性枠」に賛成が39・4%
三浦まりさん◆女性議員増、制度工夫で実現を
番外編●女性議員に聞きました
Ⅲ 女の議会みち
[1]えっ、立候補!?
[2]手探りの選挙活動
[3]男社会にびっくり
[4]風穴をあけて
[5]出産、育児背負って
[6]つらいけど充実
Ⅳ そして本番 2015年統一地方選挙
横浜市議に初当選の青木さん。ママの訴え通じた「思い受け止め頑張る」
都内政党アンケート。女性擁立は微増止まり
選挙戦苦悩さまざま 区議会トップ当選の二人に聞く
勝浦で初の女性市議が誕生。「敷居を低く」「母親の視点で新風を」
専業主婦から川越市議に初当選。出馬あきらめた女性も
column1 女性議員を望むまでの個人的な道のり
第3章 私たちは黙らない――女のくせに生意気ですか?
Ⅰ 議会に女性を
出馬に「生意気」の声。ワースト4、石川の現実
2分の1は女性が「普通」の島本町議会
国復興は女性の力。議員割合世界一のルワンダ
未来を思い政治塾を設立
脱原発の声代弁を
石川の先人に続け
Ⅱ 女性活躍って?
男性も地域で輝いて。PTA役回り半々に
マタハラもう限界。「働き続けたいのに」
対等賃金求め闘う。「輝くのは企業だけ」
女性の視点を欠く議会。国会比率世界に後れ
Ⅲ 2015年統一地方選へ
女性議員二人だけ。各党「増やしたいが……」
平成の大合併で六百人も減った女性議員
政治を“自分ごと”に。市民派育成熱い議論
Ⅳ 一票の重み
運命を人任せでいいの? 政治難解と半数棄権
「自由民権」もう一度。高知投票率は女性が上
column2 「クオータ制」導入待ったなし
column3 地方で一歩を踏み出す女性たち
第4章 これからの「政治」の話をしよう
I 論客たちの「ここに注目!」
◆映画監督 想田和弘さん まん延する自主規制。「日本は『公共』を誤解している」
◆タレント 小島慶子さん 多様さ認める社会に。「今こそ『男性の解放』を考えよう」
◆我孫子元市長 福嶋浩彦さん 自ら議論し市民自治。「政治離れで困るのは住民自身」
◆社会学者 上野千鶴子さん 市民のため下働き。「議員はパートタイムでやろう」
◆金沢大学准教授 山本竜大さん ネット情報見極めて。「皮膚感覚で政治を語ろう」
Ⅱ 政治に一日一つっこみを 谷口真由美さん(大阪国際大学准教授)インタビュー
Ⅲ 二級市民に甘んじないで 谷岡郁子さん(至学館大学学長)インタビュー
第5章 動き出す女性たち――この情熱は止まらない
Ⅰ 肉体が動くと政治が始まる 岡田憲治さん(専修大学教授)インタビュー
Ⅱ 広がる「ママデモ」
子どものため「脱原発」を。行政に失望、行動するママたち
都議会全候補に保護者らが待機児童解決策を問う。「口ばかりなら当選させない」
子どもはママが守る。脱原発など訴え渋谷でデモ
愛知の市議が議場で提案。「穴あき避妊具配って」の波紋
オッサン政治変えたい。「怒れる大女子会」都内で
「女性議員もっと増やそう」。市民団体、衆院選候補の政策チェック
安保論戦の再現にフェイスブックの「いいね!」が一万超
ツイッターに呼応。安保法案反対、地方へママへ広がる
おトクだね!「センキョ割」。ママら協力を店に呼びかけ
金沢市議会傍聴のママたち。「将来決まる過程知りたい」
子育てママの意見を国会議員にぶつける。茅ケ崎で「マツリゴトカフェ」
女性議員倍増のキャンペーン開始。参院選候補者をHPでリスト化
おわりに
第1章 女性たちの国会デビュー――一票が政治を変えた
Ⅰ 70年前のSEALDs
Ⅱ つかの間の脱金権
Ⅲ パンパンと焼き魚
Ⅳ 非戦の「異端者」
Ⅴ 民主主義が逆コースに
第2章 女の議会みち――女性議員はなぜ少ないのか
Ⅰ 都議会やじ――あらわになった荒野
Ⅱ 都内女性議員アンケート
[1]セクハラ被害31%
柳原里枝子さん◆放置で増長。トップが根絶宣言を
[2]「女性は不利」18・8%
広瀬克哉さん◆「妻」は大変。政策づくり支援必要
[3]「女性枠」に賛成が39・4%
三浦まりさん◆女性議員増、制度工夫で実現を
番外編●女性議員に聞きました
Ⅲ 女の議会みち
[1]えっ、立候補!?
[2]手探りの選挙活動
[3]男社会にびっくり
[4]風穴をあけて
[5]出産、育児背負って
[6]つらいけど充実
Ⅳ そして本番 2015年統一地方選挙
横浜市議に初当選の青木さん。ママの訴え通じた「思い受け止め頑張る」
都内政党アンケート。女性擁立は微増止まり
選挙戦苦悩さまざま 区議会トップ当選の二人に聞く
勝浦で初の女性市議が誕生。「敷居を低く」「母親の視点で新風を」
専業主婦から川越市議に初当選。出馬あきらめた女性も
column1 女性議員を望むまでの個人的な道のり
第3章 私たちは黙らない――女のくせに生意気ですか?
Ⅰ 議会に女性を
出馬に「生意気」の声。ワースト4、石川の現実
2分の1は女性が「普通」の島本町議会
国復興は女性の力。議員割合世界一のルワンダ
未来を思い政治塾を設立
脱原発の声代弁を
石川の先人に続け
Ⅱ 女性活躍って?
男性も地域で輝いて。PTA役回り半々に
マタハラもう限界。「働き続けたいのに」
対等賃金求め闘う。「輝くのは企業だけ」
女性の視点を欠く議会。国会比率世界に後れ
Ⅲ 2015年統一地方選へ
女性議員二人だけ。各党「増やしたいが……」
平成の大合併で六百人も減った女性議員
政治を“自分ごと”に。市民派育成熱い議論
Ⅳ 一票の重み
運命を人任せでいいの? 政治難解と半数棄権
「自由民権」もう一度。高知投票率は女性が上
column2 「クオータ制」導入待ったなし
column3 地方で一歩を踏み出す女性たち
第4章 これからの「政治」の話をしよう
I 論客たちの「ここに注目!」
◆映画監督 想田和弘さん まん延する自主規制。「日本は『公共』を誤解している」
◆タレント 小島慶子さん 多様さ認める社会に。「今こそ『男性の解放』を考えよう」
◆我孫子元市長 福嶋浩彦さん 自ら議論し市民自治。「政治離れで困るのは住民自身」
◆社会学者 上野千鶴子さん 市民のため下働き。「議員はパートタイムでやろう」
◆金沢大学准教授 山本竜大さん ネット情報見極めて。「皮膚感覚で政治を語ろう」
Ⅱ 政治に一日一つっこみを 谷口真由美さん(大阪国際大学准教授)インタビュー
Ⅲ 二級市民に甘んじないで 谷岡郁子さん(至学館大学学長)インタビュー
第5章 動き出す女性たち――この情熱は止まらない
Ⅰ 肉体が動くと政治が始まる 岡田憲治さん(専修大学教授)インタビュー
Ⅱ 広がる「ママデモ」
子どものため「脱原発」を。行政に失望、行動するママたち
都議会全候補に保護者らが待機児童解決策を問う。「口ばかりなら当選させない」
子どもはママが守る。脱原発など訴え渋谷でデモ
愛知の市議が議場で提案。「穴あき避妊具配って」の波紋
オッサン政治変えたい。「怒れる大女子会」都内で
「女性議員もっと増やそう」。市民団体、衆院選候補の政策チェック
安保論戦の再現にフェイスブックの「いいね!」が一万超
ツイッターに呼応。安保法案反対、地方へママへ広がる
おトクだね!「センキョ割」。ママら協力を店に呼びかけ
金沢市議会傍聴のママたち。「将来決まる過程知りたい」
子育てママの意見を国会議員にぶつける。茅ケ崎で「マツリゴトカフェ」
女性議員倍増のキャンペーン開始。参院選候補者をHPでリスト化
おわりに
著者略歴
東京新聞・北陸中日新聞取材班(トウキョウシンブンホクリクチュウニチシンブンシュザイハン toukyoushinbunhokurikuchuunichishinbunshuzaihan)
タイトルヨミ
カナ:オンナタチノジョウネツセイジ
ローマ字:onnatachinojounetsuseiji
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