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定価:2,640円(2,400円+税)
判型:A5
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内容紹介
保健・福祉・教育の総合的・専門的な相談・支援を担う福岡市こども総合相談センターの組織づくり、虐待への対応、法的権限の行使、社会的養護、教育・警察との連携などの取り組みを通して、児童相談所が抱える課題の克服と現代化への新しいモデルを提示する。
目次
まえがき
序章 児童相談所改革の道のり[藤林武史]
1 「えがお館」オープン
2 「笑顔になれない」えがお館
3 改革への一歩
4 重大事件の発生
5 専門職集団を目指して
6 連携から協働へ
7 社会的養護の社会化と近代化
8 なお残る課題
コラム The 組織力[大原三枝]
第1章 児童相談所と虐待――「介入か支援か」論争に終止符を打つ[河浦龍生]
はじめに
1 児童相談所に異動して未知の世界へ踏み込む
2 子ども虐待対応における権限執行の現場と苦悩
3 大阪市中央児童相談所での実践研修での経験
4 何が問題か、児相への一極集中問題
5 一極集中による支援と介入の揺らぎが子どもを救えていない
6 「いびつ」な日本の虐待対応、支援の受け入れを強制する仕組みがない
7 介入か支援かではなく、行政一極集中でない介入の仕組み構築と体制整備が必要
8 これからの子ども家庭相談体制
おわりに
第2章 ツールとしての法律を使いこなす[久保健二]
1 児童相談所常勤弁護士の軌跡
2 法的権限行使の現場――福岡市児童相談所の取り組みも交えて
3 現行制度の問題点
4 海外の状況
コラム 守秘義務の壁を越えて――「えがお館」の密着取材で見えたもの[河津由紀子]
第3章 子どもの長期入所からの脱却をめざして――施設入退所調査に基づく家庭移行支援[福井充]
1 子どもの権利はどこまでも
2 児童相談所の自己覚知
3 施設入退所調査への道のり
4 子どもの長期入所――家庭の欠如、剥奪、その固定化
5 家庭移行支援
6 家庭移行支援がめざす新しい社会的養育――市区町村の在宅支援と連動した子どものコミュニティケア
おわりに――ソーシャルワークにも根拠と評価を
第4章 里親養育・養子縁組の発展というストーリー[瀬里徳子]
1 里親制度推進のはじまり
2 児童相談所内部の改革
3 里親委託が増加する過程で見えてきたこと
4 さらなる里親制度の推進に向けて
コラム 児童相談所と広報デザイン――児相と当事者との間に必要な、もうひとつの技術[田北雅裕]
第5章 教育と福祉の協働を具体化するスクールソーシャルワーカー[奥村賢一]
1 スクールソーシャルワーカーとは何者?
2 教育と福祉の協働に向けた実践例
3 福岡市のスクールソーシャルワーカーの強み
4 教育と福祉の協働に向けて
第6章 インターフェースとしての少年サポートセンター――「警察」と「児童相談所」の真の連携とは[堀井智帆]
はじめに
1 少年サポートセンターの正体
2 児童福祉司になり損ねた警察職員
3 夢の舞台
4 少年サポートセンターの武器
5 連携のヒント
6 機関連携
7 衝突事故多発ケースより学ぶ
8 シームレス
9 アウトリーチでの連携
10 今までもこれからも「Face to Face」
おわりに
コラム ガラスのカケラとピース[ほしおか十色]
第7章 日本の代替養育と福岡市の代替養育――「外側」からのまなざし[マイケル・キング]
1 本章を読むにあたって
2 福岡市の代替養育
3 なぜ福岡市は他の地方自治体とは違うのか?
4 今後の実践や政策への提言
終章 出ガラパゴス記[津崎哲雄]
はじめに
1 専門職の描く福岡市児相の現代化の諸相
2 出ガラパゴスの主動因を考える
むすび――三課題克服への期待
あとがき
序章 児童相談所改革の道のり[藤林武史]
1 「えがお館」オープン
2 「笑顔になれない」えがお館
3 改革への一歩
4 重大事件の発生
5 専門職集団を目指して
6 連携から協働へ
7 社会的養護の社会化と近代化
8 なお残る課題
コラム The 組織力[大原三枝]
第1章 児童相談所と虐待――「介入か支援か」論争に終止符を打つ[河浦龍生]
はじめに
1 児童相談所に異動して未知の世界へ踏み込む
2 子ども虐待対応における権限執行の現場と苦悩
3 大阪市中央児童相談所での実践研修での経験
4 何が問題か、児相への一極集中問題
5 一極集中による支援と介入の揺らぎが子どもを救えていない
6 「いびつ」な日本の虐待対応、支援の受け入れを強制する仕組みがない
7 介入か支援かではなく、行政一極集中でない介入の仕組み構築と体制整備が必要
8 これからの子ども家庭相談体制
おわりに
第2章 ツールとしての法律を使いこなす[久保健二]
1 児童相談所常勤弁護士の軌跡
2 法的権限行使の現場――福岡市児童相談所の取り組みも交えて
3 現行制度の問題点
4 海外の状況
コラム 守秘義務の壁を越えて――「えがお館」の密着取材で見えたもの[河津由紀子]
第3章 子どもの長期入所からの脱却をめざして――施設入退所調査に基づく家庭移行支援[福井充]
1 子どもの権利はどこまでも
2 児童相談所の自己覚知
3 施設入退所調査への道のり
4 子どもの長期入所――家庭の欠如、剥奪、その固定化
5 家庭移行支援
6 家庭移行支援がめざす新しい社会的養育――市区町村の在宅支援と連動した子どものコミュニティケア
おわりに――ソーシャルワークにも根拠と評価を
第4章 里親養育・養子縁組の発展というストーリー[瀬里徳子]
1 里親制度推進のはじまり
2 児童相談所内部の改革
3 里親委託が増加する過程で見えてきたこと
4 さらなる里親制度の推進に向けて
コラム 児童相談所と広報デザイン――児相と当事者との間に必要な、もうひとつの技術[田北雅裕]
第5章 教育と福祉の協働を具体化するスクールソーシャルワーカー[奥村賢一]
1 スクールソーシャルワーカーとは何者?
2 教育と福祉の協働に向けた実践例
3 福岡市のスクールソーシャルワーカーの強み
4 教育と福祉の協働に向けて
第6章 インターフェースとしての少年サポートセンター――「警察」と「児童相談所」の真の連携とは[堀井智帆]
はじめに
1 少年サポートセンターの正体
2 児童福祉司になり損ねた警察職員
3 夢の舞台
4 少年サポートセンターの武器
5 連携のヒント
6 機関連携
7 衝突事故多発ケースより学ぶ
8 シームレス
9 アウトリーチでの連携
10 今までもこれからも「Face to Face」
おわりに
コラム ガラスのカケラとピース[ほしおか十色]
第7章 日本の代替養育と福岡市の代替養育――「外側」からのまなざし[マイケル・キング]
1 本章を読むにあたって
2 福岡市の代替養育
3 なぜ福岡市は他の地方自治体とは違うのか?
4 今後の実践や政策への提言
終章 出ガラパゴス記[津崎哲雄]
はじめに
1 専門職の描く福岡市児相の現代化の諸相
2 出ガラパゴスの主動因を考える
むすび――三課題克服への期待
あとがき
著者略歴
藤林 武史(フジバヤシ タケシ fujibayashi takeshi)
1958年大阪市生まれ。精神科医師。福岡市こども総合相談センター(福岡市児童相談所)所長。九州大学医学部卒業後2年間の研修を経て、1986年国立肥前療養所(現、肥前精神医療センター)、1989年佐賀医科大学精神科(現、佐賀大学医学部)、1992年佐賀県精神保健福祉センター、2003年より現職。日本子ども虐待防止学会理事、日本トラウマティックストレス学会理事、社会保障審議会新たな子ども家庭福祉のあり方に関する専門委員会委員、新たな社会的養育の在り方に関する検討会構成員。著書に『地域保健におけるひきこもりへの対応ガイドライン』じほう2004(共著)『大災害と子どものストレス』誠信書房2011(共著)『国連子どもの代替養育に関するガイドライン』福村出版2011(共著)『講座子ども虐待への新たなケア』学研教育出版/学研マーケティング2013(共著)
タイトルヨミ
カナ:ジドウソウダンジョカイカクトキョウドウノミチノリ
ローマ字:jidousoudanjokaikakutokyoudounomichinori
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