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2020年12月18日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

囚人[黄晳暎自伝]Ⅰ 境界を越えて

境界を越えて
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内容紹介
ノーベル文学賞候補に挙がる現代韓国を代表する作家初の自伝全2巻。朝鮮戦争と幼年期の思い出、北朝鮮訪問と金日成との対話、欧米での亡命生活、帰国後の投獄と5年に及ぶ獄中生活、光州事件と民主化運動など、激動の韓国現代史を生き抜いた作家の回顧と証言。
目次
 プロローグ

出行 1985~86

 監獄 1

訪北 1986~89

 監獄 2

亡命 1989~93

 監獄 3

幼年 1947~56

 監獄 4
著者略歴
黄 晳暎(ファン ソギョン fan sogyon)
1943年、中国長春(旧満洲新京)生まれ。9歳で韓国に移住。1962年、高校在学中に短編小説「立石附近」で『思想界』新人文学賞を受賞。4・19学生革命や日韓会談反対運動に参加し、ベトナム戦争にも従軍。70年、短編小説「塔」が『朝鮮日報』新春文芸に当選し作家活動を始める。労働現場に身を置く民衆文化運動を主導しながら74年に『客地』を発表。80年代は、光州民主化運動を支援しながら、84年に大河歴史小説『張吉山』を10年にわたって連載・完結し、88年に『武器の影』を刊行。89年に北朝鮮を訪問し、国家保安法違反で手配されたためベルリンとニューヨークで亡命生活を送る。93年に韓国に帰国すると国家安全企画部に逮捕され、98年金大中政権誕生による赦免で釈放されるまで5年に及ぶ服役生活を送る。釈放後、2000年に『古びた庭園(懐かしの庭)』、01年に『客人[ソンニム]』、03年『沈清』、07年に『パリデギ』、11年に『見慣れた世界』、20年に『鉄道員三代』など、韓国の古典から近現代史までを題材とする作品を次々に発表し、現代韓国を代表する作家として評価されている。
舘野 晳(タテノ アキラ tateno akira)
韓国関係の出版物の企画・執筆・翻訳・編集に従事。K-BOOK振興会理事。日本出版学会会員。著書に『韓国式発想法』(NHK出版、2003年)、共著書に『韓国の出版事情ガイド』(出版メディアパル、2008年)、編著書に『韓国・朝鮮と向き合った36人の日本人』(明石書店、2002年)、『韓国の暮らしと文化を知るための70章』(明石書店、2012年)など。訳書に、李斗暎著『韓国出版発展史1945~2010』(出版メディアパル、2006年)、韓勝憲著『分断時代の法廷』(岩波書店、2008年)、李淵植著『朝鮮引揚げと日本人』(明石書店、2015年)、金彦鎬著『本でつくるユートピア』(北沢図書出版、2015年)、崔禎鎬著『韓国の文化遺産巡礼』(クオン、2018年)、李泳禧・任軒永著『対話 韓国民主化運動の歴史』(共訳、明石書店、2019年)など。
中野 宣子(ナカノ ノリコ nakano noriko)
韓国語・朝鮮語翻訳、講師。訳書に、朴婉緒著『結婚』(学藝書林、1992年)、ヤン・グィジャ著『ソウル・スケッチブック』(木犀社、1997年)、権仁淑著『母から娘へ─ジェンダーの話をしよう』(梨の木舎、2011年)、キム・タククワン著『愛より残酷 ロシアン珈琲』(かんよう出版、2013年)、権赫泰・車承棋編『〈戦後〉の誕生─戦後日本と「朝鮮」の境界』(新泉社、2017年)、キム・ヒョンデ著『地域に根ざしてみんなの力で起業する─協同組合で実現する社会的連帯経済』(彩流社、2018年)など。
タイトルヨミ
カナ:シュウジンファンソギョンジデンイチ
ローマ字:shuujinfansogyonjidenichi

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