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2021年12月28日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

〈私〉をめぐる対決 独在性を哲学する

独在性を哲学する
現代哲学ラボ・シリーズ
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内容紹介
現代日本で全く独自に独在性の哲学を築きあげてきた永井均。永井哲学のキーワード、〈私〉について永井と森岡正博が徹底的に掘り下げる。私の特別さはどうすれば正しく言い表せたことになるのか? 現代日本哲学に新たなページを開く本格哲学入門シリーズ、第2巻。
目次
 全巻のためのまえがき
 第2巻のまえがき

第Ⅰ部 この本で何が語られるのか

第1章 〈私〉とは何だろうか?[森岡正博]
 1 何が問われるのか
 2 〈私〉とは何か
 3 〈私〉とは誰のことか
  語句解説(公共言語、私的言語/独在性/独我論/可能世界と現実世界/現実性/否定神学/〈私〉と《私》)

第Ⅱ部 実況中継「現代哲学ラボ 第2回」

第2章 現代哲学ラボ 〈私〉を哲学する[永井均×森岡正博]
 永井均氏との出会い
 普遍化できないはずの〈私〉の問題
 驚きから始まる子どもの哲学
 他人によって主張された独我論
 独我論と独今論の違い
 「対話とは何か」を問いなおす
 独在性と口
 「翔太が〈私〉である」は理解可能か

 〇フロアからの質問
  〈私〉や〈今〉を生じさせるもの
  〈私〉と口のつながり
  ロジックをロジックで考える
  〈私〉は時間で変わらないのか
  〈私〉の日本語以外での表現

第Ⅲ部 言い足りなかったこと、さらなる展開

第3章 〈私〉の哲学を深掘りする[森岡正博]
 1 〈私〉の哲学はどのようにして始まったか
 2 〈私〉の哲学の展開
 3 森岡の「独在的存在者」の概念
 4 現実性と独在性
 5 読み換えと独在性

第4章 森岡論文への応答[永井均]
 1 「第1章 〈私〉とは何だろうか?」について
 2 「第3章 1 〈私〉の哲学はどのように始まったか」について
 3 「第3章 2 〈私〉の哲学の展開」について
 4 「第3章 3 森岡の「独在的存在者」の概念」について
 5 「第3章 4 現実性と独在性」について
 6 「第3章 5 読み換えと独在性」について

第5章 貫通によって開かれる独在性――あとがきに代えて[森岡正博]

 あとがき
 読書案内
著者略歴
永井 均(ナガイ ヒトシ nagai hitoshi)
一九五一年十一月一〇日生まれ。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学文理学部教授(専攻は哲学・倫理学)。著書に『子どものための哲学対話』『私・今・そして神――開闢の哲学』『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』『存在と時間――哲学探究Ⅰ』『世界の独在論的存在構造――哲学探究Ⅱ』など。
森岡 正博(モリオカ マサヒロ morioka masahiro)
一九五八年九月二十五日高知県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(人間科学)。現在、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう。著書に『まんが哲学入門』『無痛文明論』『生まれてこないほうが良かったのか――生命の哲学へ!』など多数。
タイトルヨミ
カナ:ワタシヲメグルタイケツ
ローマ字:watashiomegurutaiketsu

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