近刊検索 デルタ

2023年1月19日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

ホワイト・フェミニズムを解体する

インターセクショナル・フェミニズムによる対抗史
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内容紹介
中流以上の白人女性を主たる対象としたホワイト・フェミニズムの陰で、有色人種やトランスジェンダーなどのインターセクショナル・フェミニストが既存の社会構造に連帯して立ち向かうことを提唱してきた。本書では、両者の議論を取り上げてフェミニズムの思想史を捉え直す。
目次
 本書に寄せて

序章 フェミニストの断層線

第一部 文明化

第一章 女性の権利とは白人の権利なのか?――エリザベス・ケイディ・スタントンとフランシス・E・W・ハーパー
第二章 白人の同情対黒人の自己決定――ハリエット・ビーチャー・ストウとハリエット・ジェイコブズ
第三章 入植者の母親と先住民の孤児――アリス・フレッチャーとジトカラ・サ

第二部 浄化

第四章 優良な国家を産む――マーガレット・サンガーとドクター・ドロシー・フェレビー
第五章 フェミニズムを路上へ――パウリ・マレーとベティ・フリーダン
第六章 TERFの門番とトランス・フェミニストの地平――ジャニス・レイモンドとサンディ・ストーン

第三部 最適化

第七章 リーン・インか連携か――シェリル・サンドバーグとアレクサンドリア・オカシオ=コルテス
結論 ふたつのフェミニズム、ひとつの未来

 謝辞
 監訳者解説
 原注
著者略歴
カイラ・シュラー(カイラ シュラー kaira shuraa)
ラトガーズ大学ニューブランズウィック校女性・ジェンダー・セクシュアリティ研究科准教授。スタンフォード大学人文科学センターおよびアメリカ諸学会評議員会より特別研究員奨励費を受けた。北米、ヨーロッパ各地で講演をおこなっている。《ネイション》誌で特集が組まれたほか、《ランパス》、《ロサンゼルス・レビュー・オブ・ブックス》、《アヴィッドリー》などの雑誌にも寄稿している。著書に『The Biopolitics of Feeling:Race,Sex,and Science in the Nineteenth Century』(Duke University Press、2018年)がある。
飯野 由里子(イイノ ユリコ iino yuriko)
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター特任准教授。一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員。専門はフェミニズム・ディスアビリティ研究。主な著書に『レズビアンである〈わたしたち〉のストーリー』(生活書院、2008年)、『合理的配慮:対話を開く 対話が拓く』(有斐閣、2016年;共著)、『「社会」を扱う新たなモード:「障害の社会モデル」の使い方』(生活書院、2022年;共著)、『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(有斐閣、2022年;共著)などがある。
川副 智子(カワゾエ トモコ kawazoe tomoko)
早稲田大学文学部卒業。翻訳家。訳書に『西太后秘録』(講談社)、『紙の世界史』(徳間書店)、『ナポレオンを咬んだパグ、死を嘆く猫』(原書房)、『ビール・ストリートの恋人たち』(早川書房)、『SMALL GREAT THINGS 小さくても偉大なこと』(ポプラ社)、『皮肉な終幕』(扶桑社)など。
タイトルヨミ
カナ:ホワイトフェミニズムヲカイタイスル
ローマ字:howaitofeminizumuokaitaisuru

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