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2024年4月30日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

人類は退化していないか?

アジアから見る、地球の未来と人のためのモビリティ
中部大学‐ローマクラブ日本叢書
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内容紹介
ローマクラブが関わったシンポジウム〈人類は退化していないか?〉を元に「自然、神、文化、食、水、エネルギー、戦争・核…」をテーマに、シンポジウム〈人のためのモビリティへの転換〉を元に「人間のためのモビリティ」について深掘りを試みる。
目次
 あいさつ[飯吉厚夫]
 まえがき[野中ともよ]

【第1篇】
ローマクラブ日本‐中部大学‐中部圏SDGs広域プラットフォーム共同国際シンポジウム
人類は退化していないか?――アジアの視座から、向かうべき地球の未来を探る

開会
国連メッセージ[アムソン・シバンダ]

[ラウンドテーブル]
世界の現実:温暖化、核…向かうべき地球の未来は? 大学は?[野中ともよ/飯尾歩/林良嗣/飯吉厚夫]

[第1部]
いのちのつながり:江戸儒学思想の観点から[辻本雅史]
食と人格[K・E・シータラム]
分子と文化の輪廻:つながるいのち・文化[黒田玲子]
自然を理解したリーダーシップ[小宮山宏]

[第2部]
世界と地域の気候リスク境界[沖大幹]
複雑系カオス理論から見た人類の未来[津田一郎]
国家・市場から家族・人へ[アピワット・ラタナワラハ]
国土の新たな価値軸:Resilience、QOLとSufficiency[林良嗣]

[第1部・第2部を終えて]
ディスカッション


【第2篇】
ローマクラブ報告書『成長の限界』発刊50周年記念国際シンポジウム
Well-beingのためのモビリティへの転換

[開会セッション]
開催大学歓迎あいさつ[バンディット・ユーアーポーン]
共同主催者あいさつ[野中ともよ・宿利正史]

[第1部]ポリシーダイアログ
人のためのモビリティ:われわれはどこに居るのか?どうあるべきか?[総合モデレーター:アピワット・ラタナワラハ]
基調講演 人を充足させるモビリティ:人命の損失、カーボンニュートラル、エネルギー過剰消費との両立[林良嗣]
アジア太平洋地域で加速する持続可能な交通開発[ウェイシュン・アン]
包摂的な都市モビリティ:都市交通政策において「見えないもの」の可視化[アーマド・リファイ]
Bangkok:Livable City for All 個別課題中心から人中心へ[シャノン・ワングスランブーン]
ディスカッション

[第2部]ラウンドテーブル
今日の課題と将来の解決策
導入講演 バンコク・モビリティの未来2042[アピワット・ラタナワラハ]

[ラウンドテーブルⅠ]
モビリティがもたらす死[モデレーター:福田敦]
 アセアン・インド地域における交通安全[山下幸男]
 アジアにおける輸送による大気汚染・CO2排出展望[コーニー・ヒュイゼンガ]
 モビリティのパンデミック・ショック[張峻屹]
 ディスカッション

[ラウンドテーブルⅡ]
代替的な戦略と手法[モデレーター:K・E・シータラム]
 ネットゼロへのエネルギーシステム転換:グローバルな視点から見たヨーロッパ[ペーター・ヘニッケ]
 人のためのモビリティにおけるDXの役割[カルロス・ペレイラ]
 先進国におけるMaaSシステムの実践[中村文彦]
 ディスカッション

[ラウンドテーブルⅢ]
バンコクのための問題解決パッケージ:SATREPSスクンビット・モデル[モデレーター:サキッシュ・チャラムポーン]
 都市再構築のためのQOL-MaaSおよびバンコクにおける行動変容[ワラメット・ヴィチエンセン]
 交通計画におけるQOL評価の必要性[パウィニー・イアムトラクル]
 スモール・スマートモビリティとウォーカブル・ストリート:脱炭素とQOL向上に向けた戦略[土井健司]
 ディスカッション

 閉会のあいさつ[園部哲史・遠藤和重]
 あとがき[林良嗣]
著者略歴
飯吉 厚夫(イイヨシ アツオ iiyoshi atsuo)
中部大学名誉総長、ロシア科学アカデミー名誉博士 京都大学、核融合科学研究所、総合研究大学院名誉教授。中部ESD拠点代表。瑞宝中綬章受章。米国プリンストン大学プラズマ物理学研究所客員研究員、英国原子力局カラム研究所研究員、慶応義塾大学工学部助教授、京都大学工学部教授・ヘリオトロン核融合研究センター長、文部省核融合科学研究所初代所長を経て、中部大学長、プラズマ・核融合学会会長、OECD国際ステラレーター委員会委員長、国立大学法人評価委員などを歴任。著書に『核融合入門――高温プラズマの閉じ込め(増補版)』(共著、共立出版)、『ビッグプロジェクト――その成功と失敗の研究』(共著、新潮新書)、『物理学から世界を変える――科学者・飯吉厚夫の歩み』(風媒社)などがある。
野中 ともよ(ノナカ トモヨ nonaka tomoyo)
中部大学客員教授、NPO法人ガイア・イニシアティブ代表、ローマクラブ正会員、元NHKメインキャスター、中部大学客員教授 NHK、テレビ東京等で、国際社会の動向を前線から伝えるジャーナリストとして活躍。アサヒビールなどの企業役員を歴任後、三洋電機会長を務め、“いのち”を軸にした環境負荷の低い商品こそがグローバルマーケットを制するカギであるとし、卓越した経営手腕を示した。NPO法人を立ち上げ、人間も地球という生命体GAIAの一員として振る舞うべきことを説く。財政制度審議会、法制審議会、中央教育審議会、沖縄振興審議会委員、内閣府構造改革特別区域推進本部評価委員会教育部会委員を務めた。経済界大賞「フラワー賞」、全国日本学士会「アカデミア賞社会部門」受賞。
林 良嗣(ハヤシ ヨシツグ hayashi yoshitsugu)
中部大学卓越教授、清華大学傑出客員教授、名古屋大学名誉教授、ローマクラブ執行役員・正会員・日本支部長、日本工学アカデミー中部支部長 世界交通学会会長、土木学会副会長、日本環境共生学会会長などを歴任。都市化、低炭素交通、人口減少時代のQOLに基づく都市・農村のスマートシュリンク研究の国際的リーダー。1990年代に、究極の大渋滞に見舞われたバンコクへの都市鉄道導入を提案、実現。東京湾アクアライン、つくばエクスプレス、インド新幹線のもたらす経済、環境、QOL、GNH、SDGs分析は、政策判断にも応用されている。著書に『持続性学――自然と文明の未来バランス』『レジリエンスと地域創生――伝統知とビッグデータから探る国土デザイン』『交通・都市計画のQOL主流化――経済成長から個人の幸福へ』(共編著、明石書店)、『Intercity Transport and Climate Change』(共編著、Springer)など。
アピワット・ラタナワラハ(アピワット ラタナワラハ apiwatto ratanawaraha)
チュラロンコーン大学准教授、ローマクラブ正会員 バンコク・チュラロンコーン大学都市地域計画学部准教授、科学技術社会センター副所長。2021年にタイ国家優秀研究者賞(哲学)を受賞。現在、都市生活の未来、土地のグローバル化、非公式の都市移動、市民科学等のトピックで都市の移行に焦点を当てた研究をしている。タイ議会、タイ消費者評議会ほか、さまざまな研究評議会に参加。近著に『The Land Economy of Thailand』『The Futures of Thailand 2042』などがある。マサチューセッツ工科大学都市研究計画学部の客員准教授、ハーバード・イェンチン研究所の客員研究員を経て、2023年には京都大学東南アジア研究センターの客員研究員となる。2020年よりローマクラブの正会員。東京大学学士(工学)、ケンブリッジ大学研究修士、マサチューセッツ工科大学博士号取得。
タイトルヨミ
カナ:ジンルイハタイカシテイナイカ
ローマ字:jinruihataikashiteinaika

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