近刊検索 デルタ

2024年6月27日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

公正と包摂をめざす教育

OECD「多様性の持つ強み」プロジェクト報告書
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内容紹介
異なる文化的背景、ジェンダーやセクシュアリティ、障害など、学校で学ぶ子どもたちの多様性は高まっている。多様性を対処すべき問題ではなく、強みとして捉え、これからの教育をどう構築するのか。本書は世界の教育政策・実践とともにその手がかりを提供する。
目次
 日本語版序文
 監訳者はしがき
 はじめに
 頭字語・略語一覧
 要旨

第1章 教育における多様性、公正、包摂の概要
 はじめに
 第1節 学校教育における多様性、公正、包摂を形成する文脈の進展
 第2節 公正と包摂の領域における進展
 第3節 教育における多様性、公正、包摂の概念化
 第4節 多様性
 第5節 多様性、公正、包摂のための全体的枠組み
 付録1.A 方法論と定義

第2章 公正と包摂を推進する教育システムのガバナンスと設計
 はじめに
 第1節 公正と包摂のための教育目標とカリキュラム
 第2節 公正と包摂のための規制枠組み
 第3節 教育における公正と包摂に関する国の枠組み
 第4節 教育における多様性のインターセクショナリティ
 第5節 教育における公正と包摂の責任と運営
 第6節 教育の提供は、公正と包摂の目標をサポートするように設計することが可能
 第7節 政策立案への示唆

第3章 公正と包摂を推進するための教育システムの資源提供
 はじめに
 第1節 主要な配分メカニズム:通常の資金配分がどのように公正と包摂の目標を考慮できるのか
 第2節 対象を絞った資源の分配:児童生徒を支援するための対象を絞ったプログラムと資源
 第3節 政策立案への示唆
 付録3.A 資金配分方式と資金モデルの評価において考慮される生徒

第4章 公正と包摂を推進するための能力形成
 はじめに
 第1節 多様性の高まりに応え、公正で包摂的な学習環境を創り出すための教員養成と支援
 第2節 公正と包摂を推進するための学校管理職の能力形成
 第3節 多様な背景のある教師の採用と定着
 第4節 児童生徒間の良好な関係を促進する
 第5節 ステークホルダー間で教育における多様性への認識を高める
 第6節 政策立案への示唆

第5章 学校レベルでの介入を通した公正と包摂の推進
 はじめに
 第1節 学校内の資源と児童生徒の学習ニーズの調和
 第2節 学校風土
 第3節 多様な児童生徒を支援するための学習方略
 第4節 公正で包摂的な評価実践を保証する
 第5節 学習指導以外の支援とサービス
 第6節 親・保護者やコミュニティとの関わり
 第7節 政策立案への示唆

第6章 公正と包摂のモニタリングと評価
 はじめに
 第1節 教育における公正と包摂の推進の進捗状況をモニタリングする
 第2節 教育における公正と包摂を推進するために、政策、プログラム、プロセスを評価する
 第3節 評価プロセスを通して公正と包摂の実践を推進する際に学校を支援する
 第4節 政策立案への示唆

第7章 教育における公正と包摂に向けた重要なステップ
 ステップ1 公正と包摂に関する政策枠組みを開発し、教育政策のあらゆる領域に組み込む
 ステップ2 教育システムが児童生徒のニーズに柔軟に対応することを保証する
 ステップ3 教育システムの主要な資源配分メカニズムと対象を絞った資金配分の双方の原則として公正と包摂を含める
 ステップ4 学校や教室における政策枠組みの実施に関係するすべてのステークホルダーを関与させ、連携を強化する
 ステップ5 公正と包摂の領域において教師と学校管理職を養成し、育成する
 ステップ6 児童生徒のニーズを特定し、かれらを支援し、その進捗をモニタリングする

監訳者解説 「公正と包摂をめざす教育」を考える論点――異文化間教育と教師教育から
著者略歴
経済協力開発機構(OECD)(ケイザイキョウリョクカイハツキコウオーイーシーディー keizaikyouryokukaihatsukikouooiishiidii)
経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development, OECD)は、より良い暮らしのためのより良い政策の構築に取り組む国際機関で、1961年に設立された。OECDは、政府、市民との協力のもと、実証に基づく国際基準を確立し、様々な社会・経済・環境問題に取り組んでいる。経済成長、雇用創出から、充実した教育の促進、税務分野における国際協調まで、データ整備と分析、経験・ベストプラクティスの共有、公共政策と国際基準の設定に関する助言を行うための、独自のフォーラムと知識の中核拠点を提供している。OECDが収集した統計、経済、社会、環境の諸問題に関する研究成果は、加盟各国の合意に基づく協定、指針、標準と同様にOECD出版物として広く公開されている。
佐藤 仁(サトウ ヒトシ satou hitoshi)
福岡大学人文学部教授。博士(教育学)。専門:比較教育学、教師教育。 著書:『現代米国における教員養成評価制度の研究:アクレディテーションの展開過程』(単著、多賀出版、2012年)、『世界のテスト・ガバナンス:日本の学力テストの行方を探る』(共編著、東信堂、2021年)、『多様な教職ルートの国際比較:教員不足問題を交えて』(編著、学術研究出版、2024年)ほか。
伊藤 亜希子(イトウ アキコ itou akiko)
福岡大学人文学部教授。博士(教育学)。専門:異文化間教育、比較教育学。 著書:『移民とドイツ社会をつなぐ教育支援:異文化間教育の視点から』(単著、九州大学出版会、2017年)、『日常のなかの「フツー」を問いなおす:現代社会の差別・抑圧』(共編著、法律文化社、2018年)、Regimes of Belonging- Schools- Migrations: Teaching in (Trans)National Constellations(分担執筆、Springer VS、2021年)ほか。
タイトルヨミ
カナ:コウセイトホウセツヲメザスキョウイク
ローマ字:kouseitohousetsuomezasukyouiku

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