目次

古典本文の取り扱いについて 萬葉の形成を考える 過去現在未来の表現 会話手法の双括式・頭括式・尾括式 比喩の文藝 ヨシ型枕詞の生成と展開 「まかね」考 助辞「之」の様相 副詞の呼応と「未」字の再読 『萬葉集』の成立と歌人 額田王歌の文学史 五月五日の詩宴 「兎道の宮子の借五百」詠 額田王の三輪山の歌 初期萬葉の資料 人麻呂の流伝歌一首 阿騎野歌成立考 高市黒人の羈旅歌八首 長意吉麻呂の文学史的定位 志貴皇子歌の定位 旅人の「讃酒歌十三首」 憶良の後ろ姿 山部赤人の若の浦讃歌 山部赤人の伊豫温泉作歌 磐姫皇后歌群の形成 竹取翁歌の特性 高橋虫麻呂歌集の題詞 寳鎭としての不盡の高嶺 奈良における山居観の形成 坂上郎女の田廬景物詠 遣新羅使人歌における宴 山川隔る恋 大伴家持の亡妾悲傷歌 夷に目を向けた家持 久米廣縄慰労の家持歌 巻第十九巻末歌群考 防人とその家族 防人の宴 田園耕作歌の成立 金石文から見た上古 身﨑壽氏著『額田王-万葉歌人の誕生-』書評 宣長における萬葉学 高橋氏文の「給」字の用法