近刊検索 デルタ

2023年4月20日発売

解放出版社

出版社名ヨミ:カイホウシュッパンシャ

植民地朝鮮と衡平運動

朝鮮被差別民のたたかい
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内容紹介
新たな史料(『朝鮮衡平運動史料集』〈部落解放・人権研究所、衡平社史料研究会編、金仲燮・水野直樹監修、2016年〉、『朝鮮衡平運動史料集・続』〈部落解放・人権研究所、朝鮮衡平運動史研究会編、金仲燮・水野直樹監修、2021年〉ともに解放出版社)などをふまえて、朝鮮の被差別民「白丁」(ペクチョン)と、差別の解消と平等な待遇を求める衡平運動(衡平社)の展開、運動を担った人びと、日本の水平運動との関係を明らかにし、その歴史的意味を考察する。
目次
まえがき
関連地図

「白丁」の歴史と差別の実相/水野直樹・徐知延
 コラム 近世日朝被差別民の比較/矢野治世美
 コラム 韓国歴史ドラマに登場する「白丁」と衡平社/朝治 武

衡平社の創立と初期の活動/趙美恩・水野直樹
 コラム 衡平社を創立した人びと/金仲燮
 コラム 在日朝鮮人と衡平社/川瀬俊治

一九二〇年代後半の衡平運動/渡辺俊雄
 コラム 水平運動は朝鮮でどのように報道されたか/廣岡浄進
 コラム 反衡平運動/廣岡浄進

衡平運動の変容/吉田文茂
 コラム 「白丁」を描いた文学作品/徐知延・徐知伶
 コラム 「白丁」が登場する映画/水野直樹

水平社と衡平社の交流と連帯/朝治 武
 コラム 水平社を訪ねた衡平運動活動家/八箇亮仁
 コラム 衡平社を訪ねた水平運動活動家/竹森健二郎

衡平運動と植民地権力/水野直樹
 コラム 日本人が見た「白丁」/矢野治世美
 コラム 近代における朝鮮牛と日本/割石忠典

衡平運動の継承——戦時期・解放直後の動き/水野直樹
 コラム 「白丁」の消滅/金仲燮
 コラム 現代韓国の「白丁」認識/徐知延・徐知伶
 コラム 韓国との人権交流の歩み/友永健三
 コラム 衡平社と水平社の交流記録が「世界の記憶」に/駒井忠之

関連年表
図版出典
著者略歴
水野 直樹(ミズノ ナオキ mizuno naoki)
1950年生まれ。京都大学名誉教授、部落解放・人権研究所朝鮮衡平運動史研究会共同代表。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は朝鮮近代史。主な著作に、『生活の中の植民地主義』(編著、人文書院、2004年)、『創氏改名-日本の朝鮮支配の中で』(岩波新書、2008年)、『朝鮮衡平運動史料集』『朝鮮衡平運動史料集・続』(監修、解放出版社、2016年・2021年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ショクミンチチョウセントコウヘイウンドウ
ローマ字:shokuminchichousentokouheiundou

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