近刊検索 デルタ

2010年9月19日発売

慶應義塾大学出版会

出版社名ヨミ:ケイオウギジュクダイガクシュッパンカイ

ポスト・ローマ

オックスフォード ブリテン諸島の歴史
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内容紹介
「オックスフォード ブリテン諸島の歴史」第3回配本。
▼ローマ撤退からヴァイキングの到来までの5~8世紀のブリテン諸島。アイルランドを除くブリテン諸島の人びとは徐々にキリスト教へ改宗し、島の民族・政治地図は大きく書き換えられていった。ローマの撤退からヴァイキングの到来までの5〜8世紀のブリテン諸島。この時代にブリテン諸島に存在していた国の民と王国、宗教、文字文化、芸術を領域横断的に捉える。新しい「イギリス史」を提示するシリーズの第3回配本。民と王国、宗教、文字文化、芸術の発展とその時代の動きを、領域横断的に捉える一冊となっている。
▼この時代を扱った類書が日本にはほとんどないこともあり、原著の「用語解説」に大幅に加筆し、掲載。地図、系図のほか図版多数。
目次
序論  トマス・チャールズ = エドワーズ
新しいくにの民
五世紀のブリテン
アイルランド――領域、民集団、王族

第一章  王国と民を俯瞰する  トマス・チャールズ = エドワーズ
五世紀、六世紀のブリテン
五世紀、六世紀のアイルランド
七世紀
長い八世紀、六八五~八二五年

第二章 社会、共同体、アイデンティティ  ジョン・ハインズ
自然環境
経済生活
社会の構成単位
社会のネットワーク
大規模集団
総括

第三章 キリスト教への改宗  トマス・チャールズ = エドワーズ
空間と時間――景観と暦
改宗の意味
キリスト教、ローマ帝国、蛮族
アイルランドの改宗
ブリテン北部の改宗
イングランド人の改宗

第四章 権威ある美術  ジェニファー・オライリー
ローマ派、美術、ローマ風の建物
エルサレム
十字架の礼拝
ラスウェルの十字架
「アミアティヌス本」
島嶼福音書写本
「ダロウの書」
聖書の霊的解釈
聖書の権威と福音書記者の象徴
四つの象徴のページ――「ケルズの書」
個々の福音書記者と象徴――聖ルカと「リチフィールド福音書」
「ダラム福音書」の磔刑――正統のイメージ

第五章 ラテン語と現地語――二言語テキスト文化の創造/  アンディ・オーチャード
サブ・ローマ期ブリテンと初期ウェールズにおけるラテン語と現地語
初期アイルランドとスコットランドにおけるラテン語と現地語
アングロ・サクソン期イングランドにおけるラテン語と現地語
結論

第六章 文書と社会  ロビン・チャップマン・ステイシー
史料
テキストと文脈
歴史を書くこと
   
結論  トマス・チャールズ = エドワーズ
普遍教会とくにの民の教会
ブリテン諸島の一体性

訳注
用語解説
文献案内
年表
系図
地図
索引
著者略歴
トマス・チャールズ = エドワーズ(トマスチャールズエドワーズ tomasuchaaruzuedowaazu)
オックスフォード大学、ジーザス・カレッジ教授
常見信代(ツネミノブヨ tsuneminobuyo)
北海学園大学人文学部教授
タイトルヨミ
カナ:ポストローマ
ローマ字:posutorooma

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