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定価:5,060円(4,600円+税)
判型:A5
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内容紹介
▼経済学における市場概念の構築に示唆を与える。
▼19世紀中葉から20世紀初頭の中国における経済秩序の特徴を、市場とそれを支える制度の視点から考察。
▼自由かつ競争的でありながら、濃密で私的な人間関係と深くからみあっていた伝統的中国の市場秩序の個性をひもとく。
▼日本・台湾・香港の8名の研究者が抵当法、アヘン市場、製造業や金融ネットワークなど多角的な視点から分析し、経済学における理論的展開に貢献する。
▼19世紀中葉から20世紀初頭の中国における経済秩序の特徴を、市場とそれを支える制度の視点から考察。
▼自由かつ競争的でありながら、濃密で私的な人間関係と深くからみあっていた伝統的中国の市場秩序の個性をひもとく。
▼日本・台湾・香港の8名の研究者が抵当法、アヘン市場、製造業や金融ネットワークなど多角的な視点から分析し、経済学における理論的展開に貢献する。
目次
まえがき
序 論 中国の市場と市場秩序 古田和子
1 課題と分析視角
2 本書の構成
第1章 宋代抵当法の推移と『農田敕』――要素市場における司法と慣習
青木敦
1 はじめに
2 抵当の伝統
3 宋代における抵当慣行
4 抵当関連法律条文
5 『農田敕』と宋朝の姿勢の変化
6 関連する判語
7 おわりに
付録 『歴代判牘彙記』
『清明集』
第2章 明末清初の市場構造――モデルと実態 岸本美緒
1 はじめに
2 銀流入と国内経済の関係をめぐる問い
3 仮説的モデルの提示
4 「康熙不況」再考
5 おわりに
第3章 中国産アヘンの販売市場――1870年代~1906年 林満紅
(木越義則訳)
1 はじめに
2 アヘンの全国需給
3 川滇黔産地の販売市場
4 アヘン産地別の販売市場
5 販売ネットワークの特徴
6 おわりに
第4章 近代中国における市場秩序と情報の非対称性
――19世紀末~20世紀初頭 古田和子
1 はじめに――課題と分析視角
2 情報・情報財とその特性
3 情報が流れる関係・仕組みとしての制度
4 ノーダル・システムと市場の情報
5 おわりに
第5章 中国市場秩序における仲介の役割の再検討
――1800~1936年の上海製造業を事例として 陳計堯
(瀬戸林政孝・古田和子訳)
1 はじめに
2 19世紀上海の市場仲介者
3 米――主要なアクターとしての市場仲介者
4 小麦粉――垂直統合対市場仲介者
5 マッチ――小麦粉取引との違い
6 セメント――企業の指令下での原料調達と販売
7 おわりに
第6章 ネットワークと制度の間で
――1920年代~1930年代の上海商業儲蓄銀行の支店網拡大
李培徳(今井就稔訳)
1 はじめに
2 上海商業儲蓄銀行の支店網
3 ネットワークとその挫折
4 おわりに
第7章 清末民初期の市場システム 1870~1919年
――在華外国商人の役割を中心とした一考察 本野英一
1 はじめに
2 盾としての在華外国人
3 「経済侵略」の経路
4 おわりに
第8章 統制経済と市場秩序
――戦時無錫地域の製糸業 1938~1943年 陳慈玉
(若松大祐・今井就稔訳)
1 はじめに
2 無錫製糸業のあらまし
3 日中戦争前における無錫の製糸業
4 統制下の製糸工業――華中蚕糸股份有限公司
5 統制外の製糸工業――家庭小製糸工場
おわりに
索引
執筆者・訳者紹介
序 論 中国の市場と市場秩序 古田和子
1 課題と分析視角
2 本書の構成
第1章 宋代抵当法の推移と『農田敕』――要素市場における司法と慣習
青木敦
1 はじめに
2 抵当の伝統
3 宋代における抵当慣行
4 抵当関連法律条文
5 『農田敕』と宋朝の姿勢の変化
6 関連する判語
7 おわりに
付録 『歴代判牘彙記』
『清明集』
第2章 明末清初の市場構造――モデルと実態 岸本美緒
1 はじめに
2 銀流入と国内経済の関係をめぐる問い
3 仮説的モデルの提示
4 「康熙不況」再考
5 おわりに
第3章 中国産アヘンの販売市場――1870年代~1906年 林満紅
(木越義則訳)
1 はじめに
2 アヘンの全国需給
3 川滇黔産地の販売市場
4 アヘン産地別の販売市場
5 販売ネットワークの特徴
6 おわりに
第4章 近代中国における市場秩序と情報の非対称性
――19世紀末~20世紀初頭 古田和子
1 はじめに――課題と分析視角
2 情報・情報財とその特性
3 情報が流れる関係・仕組みとしての制度
4 ノーダル・システムと市場の情報
5 おわりに
第5章 中国市場秩序における仲介の役割の再検討
――1800~1936年の上海製造業を事例として 陳計堯
(瀬戸林政孝・古田和子訳)
1 はじめに
2 19世紀上海の市場仲介者
3 米――主要なアクターとしての市場仲介者
4 小麦粉――垂直統合対市場仲介者
5 マッチ――小麦粉取引との違い
6 セメント――企業の指令下での原料調達と販売
7 おわりに
第6章 ネットワークと制度の間で
――1920年代~1930年代の上海商業儲蓄銀行の支店網拡大
李培徳(今井就稔訳)
1 はじめに
2 上海商業儲蓄銀行の支店網
3 ネットワークとその挫折
4 おわりに
第7章 清末民初期の市場システム 1870~1919年
――在華外国商人の役割を中心とした一考察 本野英一
1 はじめに
2 盾としての在華外国人
3 「経済侵略」の経路
4 おわりに
第8章 統制経済と市場秩序
――戦時無錫地域の製糸業 1938~1943年 陳慈玉
(若松大祐・今井就稔訳)
1 はじめに
2 無錫製糸業のあらまし
3 日中戦争前における無錫の製糸業
4 統制下の製糸工業――華中蚕糸股份有限公司
5 統制外の製糸工業――家庭小製糸工場
おわりに
索引
執筆者・訳者紹介
著者略歴
古田 和子(フルタ カズコ furuta kazuko)
慶應義塾大学経済学部教授
1977年東京大学教養学部卒業、1979年同大学大学院修士課程社会学研究科国際関係論専門課程修了、1984年同研究科博士課程単位取得退学、1988年プリンストン大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。1984年東京大学教養学部助手、1987年プリンストン大学客員研究員、1989年東洋英和女学院大学助教授、教授を経て、1997年より現職。2004年東京大学大学院人文社会研究科客員教授、2006年ハーバード・イエンチン研究所 Associate Scholar。専門はアジア経済史。
業績:『上海ネットワークと近代東アジア』(東京大学出版会、2000年)、「中国における市場・仲介・情報」三浦徹他編『比較史のアジア――所有・契約・市場・公正』(東京大学出版会、2004年)、 Japan,China, and the Growth of the Asian International Economy, 1850-1949(共著, Oxford University Press,2005)、「20世紀初頭における大阪雑貨品輸出と韓国」濱下武志・崔章集編 『日韓共同研究叢書20 東アジアの中の日韓交流』(慶應義塾大学出版会、2007年)、「情報・信頼・市場の質」『社会経済史学』76巻3号(2010年11月)(牛島利明と共著)、「市場秩序と広域の経済秩序」久保亨編『中国経済史入門』(東京大学出版会、2012年)ほか。
タイトルヨミ
カナ:チュウゴクノシジョウチツジョ
ローマ字:chuugokunoshijouchitsujo
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