近刊検索 デルタ

7月10日発売予定

皓星社

出版社名ヨミ:コウセイシャ

北方領土で起きた日本人とロシア人の物語
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内容紹介
知られざる日ロ民間交流の歴史

終戦直後、北方領土のとある島で、日本人とロシア人が「共生」していた一時期がありました。引揚げの日の朝、海で遭難したロシア人の子どもたちを救出するために、一人の日本人漁師が単身海へ出て重出に成功。その奇跡的な救出劇と、当時の日本人とロシア人の「共生」のあり方を描いたノンフィクション小説が、この表題作「舟」です。
これに加え、日ロ双方の元島民たちと、元島民子孫へのインタビューを収録しました。終戦後、シベリアなど北方からの引揚げは過酷なものでした。しかしその一方で、北方領土では日ロ双方の住民同士が、いがみあうことなく共同生活を送っていた事実もあるのです。
歴史の表舞台では描かれてこなかった、知られざる民間交流の実態が本書で明らかになります。
目次
まえがき

舟 北方領土で起きた日本人とロシア人の物語〜
  一九九二年 極東ロシア
  志発島(歯舞群島)にて 一九四七年
  北海道 根室、現代

元島民たちの記憶とその子孫の声
 ガリーナ・ニキーチチナ・ラーピナさん(一九三八年生まれ)の体験
 志発島 元島民の木村芳勝さん(一九三四年生まれ)の体験
 曾祖母、祖父の島、「シボツトウ」と私の血を巡る旅 山田淳子

解説 樫本真奈美

北方四島関連年表

訳者あとがき
著者略歴
マイケル・ヤング(マイケル・ヤング maikeru・yangu)
2008 年までノヴォシビルスク(ロシア)のテレビ局で番組のプロ デューサー、ディレクター、編集者として勤務。2009年から脚本家、映画プロデューサーとして活躍。過去にアーマンド・アサンテ、ピーター・オトゥール、マイケル・マドセン、ケイリー・タガワ・ヒロユキといった有名俳優が出演する作品を手がける。
樫本真奈美(カシモトマナミ kashimotomanami)
神戸市外国語大学ロシア学科博士課程満期修了、現在は同志社 大学講師。著書に『ロシアの物語空間』(共著、水声社、2017 年)、 訳書『ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家 の旅路』(群像社、2023 年)、編訳書『2時間で逢える日本 — ウラ ジオストク』(皓星社、2020 年)がある。
タイトルヨミ
カナ:フネ
ローマ字:fune

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