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2016年12月28日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

セクシュアリティとヴィクトリア朝文化

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内容紹介
気鋭の研究者たちが、
ヴィクトリア朝の性を大いに語る!

「抑圧的」と語られながら、
実は、セクシュアリティのイメージが溢れていたヴィクトリア時代。

多彩な視点から、19~20世紀初頭の「性の言説」を捉え、
現代にも影響を与え続けている
「ヴィクトリア朝文化とセクシュアリティの関係」をひもといていく──。
目次
序章 横溢するセクシュアリティ
  【田中 孝信】

第1章 マルサス以降──性は個人と人口をつなぐ
  【要田 圭治】

第2章 「不適切な」議題と急進派女性ジャーナリスト、イライザ・ミーティヤード――1847年スプーナー法案(誘惑・売春取引抑制法案)の行方
  【閑田 朋子/日本大学文理学部教授】

第3章 「模倣」する「身体」──『アグネス・グレイ』における動物・身体・欲望の表象
  【侘美 真理/東京藝術大学音楽学部准教授】

第4章 髪と鏡――メドゥーサとしてのバーサとそのセクシュアリティ
  【本田 蘭子/広島大学非常勤講師】

第5章 欲望の封印から充足の模索へ──エリス・ホプキンズとヴィクトリア朝中期の性の葛藤
  【市川 千恵子/茨城大学人文学部准教授】

第6章 「現代バビロンの乙女御供」──ウィリアム・T・ステッドの少女売春撲滅キャンペーン
  【川端 康雄/日本女子大学文学部教授】

第7章 ジャーナリズムとセクシュアリティの世紀末──オスカー・ワイルドの自己成型
  【原田 範行】

第8章 イースト・エンドと中国人移民――世紀転換期のスラム小説にみる異人種混淆
  【田中 孝信】

第9章 D. H. ロレンス『息子と恋人』のセクシュアリティと(ポスト)ヴィクトリア朝
  【武藤 浩史/慶應義塾大学法学部教授】
著者略歴
田中 孝信(タナカ タカノブ tanaka takanobu)
たなか・たかのぶ 大阪市立大学大学院文学研究科教授。 【著書】 『ディケンズのジェンダー観の変遷──中心と周縁とのせめぎ合い』(音羽書房鶴見書店、2006年)、『ヴィクトリア朝の都市化と放浪者たち』(共編、音羽書房鶴見書店、2013年)ほか                                                                                
要田 圭治(カナメダ ケイジ kanameda keiji)
かなめだ・けいじ 広島大学大学院総合科学研究科教授。 【著書】 『ヴィクトリア朝の生権力と都市』(音羽書房鶴見書店、2009年)、 『ヴィクトリア朝の都市化と放浪者たち』(共編、音羽書房鶴見書店、2013年)ほか                                          
原田 範行(ハラダ ノリユキ harada noriyuki)
はらだ・のりゆき 東京女子大学現代教養学部教授。 【著訳書】 『風刺文学の白眉──「ガリバー旅行記」とその時代』(NHK出版、2015年)、『召使心得 他四篇──スウィフト諷刺論集』(平凡社ライブラリー、2015年)ほか                                          
タイトルヨミ
カナ:セクシュアリティトヴィクトリアチョウブンカ
ローマ字:sekushuarititovikutoriachoubunka

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