近刊検索 デルタ

2017年7月25日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

旧アメリカ兵捕虜との和解

もうひとつの日米戦史
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
太平洋戦争の戦地フィリピンで、旧日本軍の捕虜と
なった元米兵は、想像を絶するような酷い扱いを受けた。

謝罪をめぐる日米両政府・企業との度重なる交渉と挫折、
正義と和解を求め続けた元捕虜たちの活動、
それを支えた一人の日本人女性(著者)の
長年にわたる渾身の地道な支援と交流を描く。

米兵捕虜の体験は長い間、日本でも彼らの祖国でも
広く知られることはなかった。

本書では、捕虜たちのヒューマンヒストリー
(生い立ち、出征、日本軍との戦闘、
無残な捕虜収容生活、日本への移送、
日本企業による炭鉱や港湾などの過酷な強制労働、
母国への生還、戦後の両政府・企業への働きかけ、
日本人との交流と和解…)を通し、
75年にわたる生きた歴史をつぶさに伝える。
目次
プロローグ 六五年目の謝罪

第一部 捕虜たちの戦前・戦中・戦後

 第一章 出征

 第二章 フィリピン防衛

 第三章 捕虜:地獄の始まり

 第四章 強制労働の日々

 第五章 一九四四年-四五年

 第六章 解放

 第七章 帰郷

第二部 元捕虜、日本企業を訴える

 第八章 一九九九年

 第九章 二〇〇〇年

 第十章 二〇〇一年

 第一一章 訴訟の終結とその後への展望

第三部 訴訟棄却のあとで

 第一二章  娘と書いた英語論文

 第一三章 ウェブサイト

 第一四章 捕虜の歴史を辿る旅

第四部 ついに始まった日本との対話

 第一五章 「平和友好交流計画」

 第一六章 ボブの死

 第一七章 開かれた突破口

 第一八章 招聘プログラム実現までの紆余曲折

第五部  元捕虜の日本再訪

 第一九章 第一回招聘

 第二〇章 東日本大震災

 第二一章 和解交流の充実

 第二二章 貰えなかったレスターの勲章

第六部 最終章を書くために

 第二三章 新しい挑戦:企業への働きかけ

 第二四章 ドンの死

 第二五章 三菱マテリアルからのアプローチ

 第二六章 進展しない三菱マテリアルの謝罪

 第二七章 謝罪の会に向けて

 第二八章 歴史的謝罪の会

 第二九章 岡本行夫氏が果たした役割

第七部 残された問題

 第三〇章 オバマ大統領の歴史認識

 第三一章 日本政府によるロビー活動

 第三二章 オバマ大統領の広島訪問がもたらした失望

エピローグ 次の世代に渡されたバトン
著者略歴
徳留 絹枝(トクドメ キヌエ tokudome kinue)
とくどめ・きぬえ 1951年、仙台市生まれ。 1978年、渡米。 1988年、シカゴ大学国際関係論修士号取得。 ホロコーストに関する著書を日米両国で 出版した後、1999年から旧日本軍米兵捕虜の 体験を伝える活動に従事。 1999年度「国際交流基金日米センター」安倍フェロー。 2004年からバイリンガル・ウエブサイト 「捕虜:日米の対話」を10年間運営。
タイトルヨミ
カナ:キュウアメリカヘイホリョトノワカイ
ローマ字:kyuuamerikaheihoryotonowakai

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
ハイリスク・ノーリターン
公安のスパイ、山口祐二郎とは何者か

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。