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定価:3,300円(3,000円+税)
判型:四六
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内容紹介
稀代の編集者がその「女性遍歴」を
あますところなく描き尽くす。
これは、荷風、谷崎、乱歩、澁澤といった
文人たちへのオマージュなのか。
本書はまさに
編集者=偏執者による、
偏執者=編集者のための「小説」なのである。
《森魚名の小説は、おそらく異人たちとの
出遇いの問題に関係するのではあるまいか。
そしてまた人間の「〈うぶ〉さ、奥ゆかしさ、
そしてあるいは臆病さ」といったものも
描出されているに違いない。
してみれば、ここで異人とは、
つまるところ個としての実存の謂である。
そして氏にとって小説を書くとは、
異人の実存的行為のすぐれてひとつのかたちに
ほかならないのだろうと思われる》
(谷川渥/美学者・京都精華大学客員教授、
本書跋文より)
「両手にて×× のしたより女の身ぐッと
ひと息にすくいあげ、膝のうえなる×××にして、
したからぐいぐいと突きあげながら、
片手のゆびは例の×× 攻め、 尻をかかえる
片手のゆび女が×× にあて、×× へと廻る
ぬめりをもって動かすたびたび徐々とくじってやれば、
女は息ひきとるような声して泣きじゃくり、
いきますいきます、いきますからアレどうぞと
哀訴するは、 前後××× の攻道具、
そのひとつだけでも勘弁してくれという」
(荷風散人的変奏)
あますところなく描き尽くす。
これは、荷風、谷崎、乱歩、澁澤といった
文人たちへのオマージュなのか。
本書はまさに
編集者=偏執者による、
偏執者=編集者のための「小説」なのである。
《森魚名の小説は、おそらく異人たちとの
出遇いの問題に関係するのではあるまいか。
そしてまた人間の「〈うぶ〉さ、奥ゆかしさ、
そしてあるいは臆病さ」といったものも
描出されているに違いない。
してみれば、ここで異人とは、
つまるところ個としての実存の謂である。
そして氏にとって小説を書くとは、
異人の実存的行為のすぐれてひとつのかたちに
ほかならないのだろうと思われる》
(谷川渥/美学者・京都精華大学客員教授、
本書跋文より)
「両手にて×× のしたより女の身ぐッと
ひと息にすくいあげ、膝のうえなる×××にして、
したからぐいぐいと突きあげながら、
片手のゆびは例の×× 攻め、 尻をかかえる
片手のゆび女が×× にあて、×× へと廻る
ぬめりをもって動かすたびたび徐々とくじってやれば、
女は息ひきとるような声して泣きじゃくり、
いきますいきます、いきますからアレどうぞと
哀訴するは、 前後××× の攻道具、
そのひとつだけでも勘弁してくれという」
(荷風散人的変奏)
著者略歴
森 魚名(モリ ウオナ mori uona)
Mori Uona.
もり・うおな
1943年生まれ。本名・安達史人。
東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。
武蔵野美術大学元講師。
季刊「武蔵野美術」編集主幹、アートディレクターを務める。
著書には
『神々の悲劇――ギリシア神話世界の光と闇』(北宋社)、
『日本文化論の方法――異人と文学』(右文書院)、
『漢民族とはだれか
――古代中国と日本列島をめぐる民族・社会学的視点』
(右文書院)等が、
共著のは『言葉空間の遠近法
――安達史人インタヴュー集』(右文書院)、
『吉本隆明ヴァリアント』(北宋社)、
『吉本隆明全対談集10』(青土社)、
『金石範《火山島》小説世界を語る!』(右文書院)
等がある。
現在、編集グループ「木の聲舎」を主宰し、
美術・デザイン・文学の総合誌「游魚」を刊行中
(第1号~第3号、発売=右文書院)
(第4号、発行・発売=西田書店)
タイトルヨミ
カナ:ギソウレンアイ
ローマ字:gisourenai
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