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2016年10月13日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

大阪「映画」事始め

フィギュール彩
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内容紹介
映画の原型ともいえるスクリーン投影式の〈動く写真〉、
フランス製のシネマトグラフが
明治30年(1897)2月15日、
大阪・難波の南地演舞場で一般公開されました。
それが日本の映画興行の始まり。

大阪が映画興行の発祥地のみならず、
実は映画上映の発祥地である可能性が極めて高い。
当時、シネマトグラフだけではなく、
米国エジソン社が開発した
ヴァイタスコープという映写機も日本に渡来していました。

そのヴァイタスコープの試写が
間違いなく明治29年(1896)12月、難波の鉄工所で
行われていたのです。
そのとき映写した映像もほぼ特定できました。
シネマトグラフの京都での試写よりも1カ月ほど早い。
つまり京都が映画発祥地という定説を覆すことに
なるかもしれません。

2016年は正真正銘、映画上陸120年に当たる。
心斎橋の輸入商・荒木和一が単身渡米し
エジソンに直談判して輸入したヴァイタスコープ。
片や京都の実業家・稲畑勝太郎が
フランスから引っさげてきたシネマトグラフ。
両者でドラマチックな「攻防」が展開されました。
大阪と映画。
いかなる関わりがあるのか本書をご覧ください。
目次
1章 アメリカの荒木和一VSフランスの稲畑勝太郎
2章 活動写真から映画へ、大阪の人・街との深い関わり
3章 映画都市・大阪
著者略歴
武部 好伸(タケベ ヨシノブ takebe yoshinobu)
たけべ・よしのぶ エッセイスト。1954 年 大阪市生まれ。 大阪大学文学部美学科卒業。元読売新聞大阪本社記者。 映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。 日本経済新聞、その他多くのメディアに映画評、 映画エッセーを寄稿。 日本ペンクラブ会員、関西大学社会学部非常勤講師。 著書に『ウイスキー アンド シネマ 琥珀色の名脇役たち』 (淡交社)、『シネマティーニ 銀幕のなかの洋酒たち』(同)、 『ぜんぶ大阪の映画やねん』(平凡社)、 「ケルト」紀行シリーズ全10巻(彩流社)、 『スコットランド「ケルト」の誘惑 ~幻の民ピクト人を追って』(言視舎)などがある。
タイトルヨミ
カナ:オオサカエイガコトハジメ
ローマ字:oosakaeigakotohajime

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