近刊検索 デルタ

2016年7月24日発売

ふらんす堂

出版社名ヨミ:フランスドウ

思ってます

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内容紹介
◆第六句集
思えば物心付いて以来、当然のことながらいつも何かを思っていた。
が、思いは、ほぼ何の役にも立たない。
(あとがきより)

◆自選十五句より
人たちよ駅に寒しと相知らず
籠に蜜柑テレビのテロップに「爆破」
年越し蕎麦の蕎麦湯暗渠に合流す
此処あったかいよとコンビニエンスストアの灯
心配をしながらリラを嗅いでいた
夜目遠目染井吉野は花ばかり
アマリリスあしたあたしは雨でも行く
河骨や大人になり老人になり
夕凪や寄港のたびに船古び
わが晩年などと気取りてあぁ暑し
目次
思ってます 5
ひとりのとき 31
居る 59
あーだこーだ 85
此処 113
ともしび 139
幸いなれ 169
あとがき
著者略歴
池田 澄子(イケダ スミコ ikeda sumiko)
一九三六年三月二五日、鎌倉に生まれ、新潟で育つ。 三〇歳代の終り近くに俳句に出会う。 一九七五年、「群島」入会のち同人。主宰・堀井鶏逝去により「群島」終刊。 一九八三年頃より三橋敏雄に私淑、のち師事。 句集・『空の庭』『いつしか人に生まれて』『ゆく船』『たましいの話』『拝復』。『現代俳句文庫29・池田澄子句集』。 散文集・『休むに似たり』『あさがや草紙』『シリーズ自句自解Ⅰ・ベスト100』。 対談集・『兜太百句を読む・金子兜太×池田澄子』。 収録・『現代俳句集成』『女流俳句集成』『現代詩歌集』『池田澄子百句』他。 所属・「豈」「船団」「面」。
タイトルヨミ
カナ:オモッテマス
ローマ字:omottemasu

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