( )
定価:2,750円(2,500円+税)
判型:四六
書店在庫をチェック
内容紹介
◆第二句集
小谷迪靖さんの俳句は
自我をあらゆる制約から解放しようとする
ためのエスプリに満ちている
読者はおおいにたのしまれることを
矢野景一
◆自選十五句
鶏鳴や酉の鶏日それなりに
木枯の吹く夜聖者がやつてくる
天上は退屈なりと告天子
余生いましをりのやうに吾亦紅
ひとつとて同じ貌なきむかごかな
人の死も庭の落葉のごときもの
振り米をのちに伝へよさしも草
天上の野がけの妻へ玉櫛笥
吊革の三角形にある秋思
北塞ぎダミアの「暗い日曜日」
空走りの遊びせんとや生まれけり
散骨の夏潮に乗りアラスカへ
わが妹にしでの田長の啼くことよ
露の世に残して逝きぬかちんこよ
聞かれけり芽吹き未だかと漉油
小谷迪靖さんの俳句は
自我をあらゆる制約から解放しようとする
ためのエスプリに満ちている
読者はおおいにたのしまれることを
矢野景一
◆自選十五句
鶏鳴や酉の鶏日それなりに
木枯の吹く夜聖者がやつてくる
天上は退屈なりと告天子
余生いましをりのやうに吾亦紅
ひとつとて同じ貌なきむかごかな
人の死も庭の落葉のごときもの
振り米をのちに伝へよさしも草
天上の野がけの妻へ玉櫛笥
吊革の三角形にある秋思
北塞ぎダミアの「暗い日曜日」
空走りの遊びせんとや生まれけり
散骨の夏潮に乗りアラスカへ
わが妹にしでの田長の啼くことよ
露の世に残して逝きぬかちんこよ
聞かれけり芽吹き未だかと漉油
著者略歴
小谷迪靖(コタニミチノブ kotanimichinobu)
1939(昭和14)年2月 東京に生まれる
幼少のころ鳥取県東伯郡西郷村(現倉吉市)に疎開。
小学1年から高校卒業まで過ごし、大学入学後は概ね東京都に住まい現在に至る。
2003(平成15)年10月 「やぶれ傘」入会、大崎紀夫主宰に師事
2007(平成19)年9月 「會津」入会、選者榎本好宏に師事
2012(平成24)年4月 同人
2013(平成25)年3月 「會津」終刊
2014(平成26)年5月 榎本好宏主宰の「航」創刊に参加、同人、編集長
2018(平成30)年4月 第一句集『こばしま』上梓
2022(令和4)年3月 「航」退会、同4月「海棠」入会、矢野景一主宰に師事
2023(令和5)年3月 「海棠」同人
俳人協会会員
タイトルヨミ
カナ:ムカゴノカオ
ローマ字:mukagonokao
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
もうすぐ発売(1週間以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。