近刊検索 デルタ

2019年8月26日発売

青弓社

出版社名ヨミ:セイキュウシャ

生活支援の社会運動

「助け合い活動」と福祉政策
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
日中の孤独や強制された施設収容などの「老人問題」に対して地域住民で「たたかう」ために生まれた「助け合い活動」の1970年代から現代までを追い、地域のグループ、有償ボランティア、NPOと移り変わった担い手の変容、苦悩や課題、今後の展望を描き出す。
目次
序 章 生活支援を社会運動としてとらえる視点
 1 何が「問題」なのか
 2 何を、どう、とらえるのか
 3 本書の枠組み

第1章 助け合い活動の出発――一九七〇年代
 1 住民グループの誕生
 2 コミュニティ・ケアの焦点化――政策的環境
 3 「協力し合えば」――共有意識の形成
 4 行動するサークル――組織のあり方
 5 持続可能な運動体――活動様式のあり方

第2章 助け合い活動の広がり――一九八〇年代
 1 有償ボランティアの簇生
 2 福祉改革勢力の後押し――政策的環境
 3 「助け合い」が地域を変える――共有意識の形成
 4 運動と事業の二重構造――組織のあり方
 5 インフォーマルな就労――活動様式のあり方

第3章 助け合い活動の構造転換――一九九〇年代
 1 有償ボランティアから介護系NPOへ
 2 社会福祉基礎構造改革の始動――政策的環境
 3 地域づくりの「市民活動」――共有意識の形成
 4 専門職化と多角化――組織のあり方
 5 「経営」の独立――活動様式のあり方

第4章 助け合い活動の再編――二〇〇〇年以降
 1 介護保険制度下の介護系NPO
 2 地域包括ケア政策の展開――政策的環境
 3 「つながり」のはたらき――共有意識の形成
 4 収入規模と事業構造の分化――組織のあり方
 5 「生活支援」と「身体介護」の分離――活動様式のあり方

第5章 助け合い活動の史的展開の分析と考察
 1 助け合い活動のサイクル
 2 助け合い活動の外的条件――政治的機会
 3 助け合い活動の内的条件――動員構造とフレーミング
 4 介護系NPOのレパートリー変化

終 章 介護系NPOの岐路と方向選択
 1 総合事業の現状と介護報酬引き下げの影響
 2 介護系NPOの岐路――百三十四団体の事業報告から
 3 介護系NPOの方向選択――四団体の事例検討

あとがき
著者略歴
中條 共子(ナカジョウ トモコ nakajou tomoko)
1954年、東京都生まれ。日本女子大学学術研究員、社会福祉学博士。論文に「介護保険制度への「助け合い活動」参入の意図――「生活支援」をめぐる二つのフレーミングの比較を通した検討」(「社会福祉」第55号)。
タイトルヨミ
カナ:セイカツシエンノシャカイウンドウ
ローマ字:seikatsushiennoshakaiundou

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。