近刊検索 デルタ

2017年11月25日発売

晶文社

出版社名ヨミ:ショウブンシャ

儒教が支えた明治維新

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内容紹介
中国や韓国は儒教によって国が統治され、儒教は服装や冠婚葬祭のやり方まで、社会のすみずみに行きわたっていた。日本では、朱子学や陽明学は、武家の間に広まり、その儒教的教養の水脈は、水戸光圀、大塩平八郎、吉田松陰、西郷隆盛、伊藤博文……と受け継がれ、日本の近代化を用意した。中国哲学の専門家が、東アジアの中の日本を俯瞰して論じる、あたらしい明治維新論。
目次
はしがき

1 明治維新を支えた思想
朱子学・陽明学の日本的受容と幕末維新――現代の鑑としての歴史に学ぶ
中国生まれの志士的思想
江戸時代の儒教受容――岡山をめぐって
保科正之とその同志たち――江戸儒学の黎明期
東アジアの視点からみた靖国神社

2 朱子学、日本へ伝わる
日本的朱子学の形成――文化交渉学の視角から
日本の朱子学・陽明学受容
五山文化研究への導論
夢窓疎石私論――怨親差別を超えて

3 東アジアのなかの日本
日本古代史の見直し――東アジアの視点から
日本と中国
豊臣政権の朝鮮出兵から考える日本外交の隘路
東北アジアという交流圏――王権論の視角から
中華の歴史認識――春秋学を中心に

あとがき
著者略歴
小島毅(コジマツヨシ kojimatsuyoshi)
1962年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は中国思想史。東アジアから見た日本の歴史についての著作も数多くある。 著書に『増補 靖国史観――日本思想を読みなおす』 『朱子学と陽明学』(ちくま学芸文庫)、『近代日本の陽明学』(講談社選書メチエ)、『父が子に語る日本史』『父が子に語る近現代史』(トランスビュー)、『「歴史」を動かす――東アジアのなかの日本史』(亜紀書房)、『足利義満――消された日本国王』(光文社新書)、『儒教の歴史』(山川出版社)などがあり、監修したシリーズに『東アジア海域に漕ぎだす(全6巻)』(東京大学出版会)がある。
タイトルヨミ
カナ:ジュキョウガササエタメイジイシン
ローマ字:jukyougasasaetameijiishin

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