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2023年7月31日発売

信山社出版

出版社名ヨミ:シンザンシャシュッパン

国際人権法の歴史

新国際人権法講座
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内容紹介
◆国際人権法学会創立30周年記念刊行 ― 第1巻は、国際人権法に歴史的にアプローチし、歴史的に解明されていなかった多くの問題を顕在化し、理論的深化を図る◆

国際人権法学会創立30周年記念企画「新国際人権法講座 全7巻」いよいよ刊行開始。第1巻は、現在の国際人権の歴史を辿り、法が直面する実践的課題に答えるための「理論的深化」の試み。30年目の礎石である。激動の世界における人権規範の実相・実施を分析し、有機的・統合的な人権秩序形成への学問的到達点を示す。

◆新国際人権法講座(全7巻)

第1巻 国際人権法の歴史(小畑郁・山元一 編集)
第2巻 国際人権法の理論(小畑郁・山元一 編集)
第3巻 国際人権法の規範と主体(近藤敦 編集)
第4巻 国際的メカニズム(申惠丰 編集)
第5巻 国内的メカニズム/関連メカニズム(申惠丰 編集)
第6巻 国際人権法の動態―支える力、顕現する脅威(阿部浩己 編集)
第7巻 国際人権法の深化―地域と文化への眼差し(大津浩 編集)
目次
『国際人権法の歴史【新国際人権法講座 第1巻】(国際人権法学会創立30周年記念)』

  小畑 郁・山元 一 編集

【目 次】

・発刊にあたって(阿部浩己)

・第1巻はしがき(小畑郁・山元一)

◆Ⅰ 総 説◆

◆1 人権理念の歴史的展開と国際人権〔井上典之〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ 憲法学からみた「基本的人権」の理念とその展開
Ⅲ 基本的人権の理念の国際的実現と国内法秩序
Ⅳ まとめ

◆Ⅱ 国際人権への前史◆

◆2 伝統的国際法における人間〔立松美也子〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ 伝統的国際法における国家間構造の成立
Ⅲ 奴隷制における個人
Ⅳ 外交的保護と個人
Ⅴ 条約に基づく個人の権利
Ⅵ 戦時法規における個人
Ⅶ 国際連盟における個人の保護
Ⅷ おわりに

◆3 戦間期国際連盟における人権について〔窪 誠〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ ‌文明支配:ジョン・ロック=神が命じる世界企業化プログラム
Ⅲ ‌文明支配の完成ならびに修正:連盟規約第22条ならびに第23条とILO
Ⅳ おわりに

◆Ⅲ 国際人権通史の理論課題◆

◆4 連合国の戦後構想と憲章体制へ―国際刑事法と国際人権法の飛躍的発達〔竹村仁美〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ 連合国の戦後構想と国際裁判
Ⅲ 国連憲章体制と国際人権章典の構想・起草
Ⅳ ホロコーストが国際人権保障に与えた影響
Ⅴ おわりに

◆5 人権の自律化・主流化における第三世界のイニシアティブとその軌跡〔前田直子〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ ‌西側先進諸国が主導した自由権中心の時代(1945年~1950年代)
Ⅲ ‌非植民地化の歴史における自決権の確立と人権問題の自律化・国際化(1960年代)
Ⅳ 第三世界による規範形成の促進(1970~1980年代)
Ⅴ ‌人権の主流化における介入を巡る攻防(1990年代~2005年)
Ⅵ おわりに

◆6 国連人権保障システムの歴史的現在―国際人権の展望を考える〔小畑 郁〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ 国連人権理事会への改組過程におけるイデオロギー状況
Ⅲ ‌人権理事会の組織と関連諸制度の配置―政府間主義と個人専門家の役割
Ⅳ 人権の普遍化の理論と現実―現場からの視点
Ⅴ ‌国連事務局・人権高等弁務官の役割をめぐる議論
Ⅵ ‌結びに代えて―個別的救済・制裁志向と構造是正志向との結合への展望

◆Ⅳ 東アジアと日本における国際人権の展開◆

◆7 韓国と台湾に見る民主化の達成と国際人権の発展要因―国際法と国内法の連関を軸とした考察〔金 惠京〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ 韓国の民主化までの経緯
Ⅲ 台湾の民主化までの経緯
Ⅳ デモを支える法的要因
Ⅴ 集会の自由と国際人権法
Ⅵ 法と政治の相互作用
Ⅶ おわりに

◆8 包括的差別禁止法と平等機関―国際人権と国内法実務の架橋として〔林 陽子〕

Ⅰ 包括的差別禁止法をめぐる動き
Ⅱ 人権救済機関としての平等機関
Ⅲ 差別禁止法と国内人権機関(平等機関)への期待
Ⅳ まとめに代えて

◆Ⅴ 国際人権の観念の展開◆

◆9 平和と人権―ロシアのウクライナ侵攻を素材に〔坂元茂樹〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃
Ⅲ 普遍的価値としての平和
Ⅳ 人権としての「平和に対する権利」の試み
Ⅴ おわりに

◆10 民主主義・人権・自決権〔櫻井利江〕

Ⅰ 民主主義
Ⅱ 人権―参政権
Ⅲ 自決権
Ⅳ 結 び

◆11 発‌展の権利概念の再定位―‌「発展の権利に関する宣言」採択後の国際社会の動向と今日的展開〔川眞田嘉壽子〕

Ⅰ はじめに
Ⅱ 「発展の権利に関する宣言」とその後の国際文書
Ⅲ ‌発展の権利の実施に向けた国連メカニズム―‌人権理事会「発展の権利に関する政府間作業部会」の活動を中心に
Ⅳ アフリカ・バンジュール憲章と発展の権利の展開
Ⅴ 発展の権利の実施をめぐる今日的展開
Ⅵ おわりに
著者略歴
小畑 郁(オバタ カオル obata kaoru)
山元 一(ヤマモト ハジメ yamamoto hajime)
タイトルヨミ
カナ:コクサイジンケンホウノレキシ
ローマ字:kokusaijinkenhounorekishi

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