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2019年12月15日発売

中央大学出版部

出版社名ヨミ:チュウオウダイガクシュッパンブ

アーサー王伝説研究 中世から現代まで

中世から現代まで
中央大学人文科学研究所研究叢書
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内容紹介
 2016年刊行『アーサー王物語研究』の姉妹編。中世から現代までの「アーサー王伝説」の諸相に着目した、16編からなる独創的な論文集。分析対象には物語群だけでなく図像や映像も含まれている。
 第1部ではイタリアとフランスの中世期の図像表現、第2部ではロベール・ド・ボロン、『フィロメーナ』と中世イタリアの『円卓物語』、第3部では『ランツェレト』、『ブリトン人のサガ』、トマス・マロリーと『平家物語』、第4部では騎士ガウェインの諸相、第5部ではスタインベック作『アーサー王と気高い騎士たちの行伝』、ブレッソンの映画『湖のランスロ』、グラックの小説『アルゴールの城にて』と戯曲『漁夫王』に焦点を当てた。
目次
第一部 アーサー王伝説関連の図像
 モデナ大聖堂「魚市場の扉口」のアーサー
 イタリア北部のアーサー王サイクルの壁画
 テッス城(フランス・イゼール県)の壁面に描かれたペルスヴァルの幼少年期
第二部 フランスとイタリアのアーサー王伝説
 ロベール・ド・ボロンにおけるアーサー王像と政治思想について
 『フィロメーナ』の伝承と解釈
 中世イタリアのトリスタン物語『円卓物語(ラ・ターヴォラ・リトンダ)』
第三部 ドイツ・北欧・イギリスのアーサー王伝説
 ウルリヒ・フォン・ツァツィクホーフェン『ランツェレト』概論
 『ブリタニア列王史』のアイスランド語翻案『ブリトン人のサガ』の二ヴァージョン
  -アーサー王をめぐる部分を中心に-
 グウィネヴィアと建礼門院 -贖罪と後世の弔い-
第四部 騎士ガウェインの諸相
 『サー・ガウェインとカーライルのカール』の「馬の試練」
  -三つの論点-
 『サー・ガウェインと緑の騎士』における「価値」
  -騎士のアイデンティティーを形成する“prys”-
 ガーヴァーン物語とパルチヴァール
  -『パルチヴァール』における二人の主人公の接合と馬の関与-
 中世ウェールズ文学におけるグワルフマイ
第五部 近現代の文学と映画のアーサー王伝説
 「魔女」の描き方
  -スタインベック『アーサー王と気高い騎士たちの行伝』試論-
 『湖のランスロ』
  -ロベール・ブレッソンの映画における恋愛、運動、死-
 ジュリアン・グラックの『アルゴールの城にて』と『漁夫王』
著者略歴
渡邉 浩司(ワタナベ コウジ watanabe kouji)
タイトルヨミ
カナ:アーサーオウデンセツケンキュウ
ローマ字:aasaaoudensetsukenkyuu

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