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2020年8月17日発売

名古屋大学出版会

世界経済の歴史[第2版]

グローバル経済史入門
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内容紹介
世界の経済はどのような軌跡をたどってきたのか。グローバル・ヒストリーなど最新の成果をもとに、欧米・アジアや世界各地域の発展プロセスをバランスよく解説、通史編とテーマ編の二部構成で学ぶ好評の経済史入門、大幅改訂による決定版。
目次
プロローグ なぜ経済史を学ぶのか

I 通史編

第1章 東西文明の興隆
——ローカル・ヒストリーの時代
1. 古代文明の農耕水準
2. 古代地域国家の経済制度
3. 民族移動と経済制度の変質

 解説I-1 カール・ポランニーと経済人類学

第2章 東西世界の対決と交流
——ローカル・ヒストリーからインターリージョナル・ヒストリーへ
1. 隋唐王朝の「世界帝国」化
2. イスラームの誕生と拡大
3. ゲルマン人国家とキリスト教社会
4. 東アジア・西アジア・ヨーロッパ諸勢力の対決と交流

 解説I-2 マルク・ブロックと社会史
 解説I-3 アジア交易圏論

第3章 東西世界の融合
——インターリージョナル・ヒストリーの時代
1. 東の世界の商業発達
2. 西の世界の商業発達
3. アジア近世帝国の時代
4. ヨーロッパ近世王国の時代

 解説I-4 フランクのアジアに対する眼差し
 解説I-5 フェルナン・ブローデルと全体史

第4章 資本主義の生成と「近代」社会の登場
——ナショナル・ヒストリーの勃興
1. 前近代の市場経済と近代の市場経済
2. 近代国家と資本主義の歴史的前提の東西比較
3. 封建制の崩壊と資本主義の生成
4. 産業革命と「近代」社会の登場

 解説I-6 ドッブ-スウィージー論争とプロト工業化論
 解説I-7 マックス・ウェーバーと大塚史学

第5章 資本主義による世界の再編成
——ナショナル・ヒストリーからインターナショナル・ヒストリーへ
1. 海を基軸とした経済圏
2. ヨーロッパ・大西洋経済圏
3. 西アジア・インド洋経済圏
4. 東アジア・太平洋経済圏
5. 生産・流通面から見た近代資本主義

 解説I-8 ロストウ/クズネッツの経済発展論
 解説I-9 ガーシェンクロンとアジアの工業化
 解説I-10 カール・マルクスと日本資本主義論争

第6章 資本主義世界経済体制の転回
——インターナショナル・ヒストリーの時代
1. 19世紀末ヨーロッパ大不況とアジアの産業化
2. 世界経済の不均衡と帝国主義
3. 第一次世界大戦後の世界経済
4. 資本主義世界の恐慌とソ連経済の推移

 解説I-11 古典的帝国主義論と自由貿易帝国主義論
 解説I-12 社会主義計画経済システムの諸特徴

第7章 第二次世界大戦後の経済社会の展開
——インターナショナル・ヒストリーからトランスナショナル・ヒストリーへ
1. 戦後経済体制の確立
2. 高度成長時代の展開と南北・南南格差の拡大
3. 低成長時代の到来と環境問題の表出
4. 21世紀への転換期の世界経済の実相

 解説I-13 南北問題
 解説I-14 ヨーロッパ統合


II テーマ編

第8章 市場経済の拡張とその限界
——経済・経営活動の世界化
はじめに
1. ヒトの移動と経済圏の拡大
2. モノの移動と交易圏の拡大
3. カネの移動と世界化の限界
おわりに

 解説II-1 ジェントルマン資本主義とアジアの資本主義

第9章 信用システムの生成と展開
——経済活動と金融
はじめに
1. 信用貨幣の発展——貨幣取扱業者から銀行へ
2. 中央銀行の生成と金融政策の形成
3. 手形交換制度の生成——預金通貨と信用創造
4. 国際通貨制度の展開
おわりに——変動相場制下の金融肥大化

 解説II-2 スーザン・ストレンジのカジノ資本主義論

第10章 市場の発達とその応用
——経営活動の組織化
はじめに
1. 上下関係の強い経営組織
2. 比較的平等な経営組織
3. 経営組織間のネットワーク
おわりに

 解説II-3 チャンドラーとシュンペーター

第11章 市場の失敗とその克服
——経済活動の秩序化
はじめに
1. 生産面での経済活動の制約
2. 流通面での経済活動の制約
3. 大量消費と現代社会の環境問題
おわりに

 解説II-4 ノースとウィリアムソン

第12章 近現代市場経済の諸問題と国家介入
——経済活動と国家
はじめに
1. 自由主義経済秩序と国家
2. 市場の調整(コーディネーション)と国家
おわりに——規制と規制緩和

 解説II-5 ケインズとハイエク

第13章 福祉のコーディネーションと社会経済
——経済活動と福祉社会
はじめに
1. 社会保障の諸領域と諸原則
2. 近代的経済社会の生成と社会福祉——自由主義的経済秩序観と社会福祉
おわりに——社会的共同性と福祉社会の展望

 解説II-6 イギリス福祉史研究の諸潮流
 解説II-7 アジア社会福祉研究の諸潮流

第14章 経済史認識の展開と現代
はじめに
1. 経済学の歴史への応用と経営史学の誕生
2. アナール派社会経済史から世界システム論へ
3. 現代の社会経済史学界の諸潮流
おわりに——21世紀に入ってからの論点

 解説II-8 世界システム論からグローバル・ヒストリーへ


主要参考文献リスト
あとがき
索 引
著者略歴
金井 雄一(カナイ ユウイチ kanai yuuichi)
現 在 名古屋女子大学家政学部教授、名古屋大学名誉教授 主 著 『ポンドの苦闘――金本位制とは何だったのか』(名古屋大学出版会、2004年)、『ポンドの譲位――ユーロダラーの発展とシティの復活』(名古屋大学出版会、2014年)
中西 聡(ナカニシ サトル nakanishi satoru)
現 在 慶應義塾大学経済学部教授 主 著 『海の富豪の資本主義――北前船と日本の産業化』(名古屋大学出版会、2009年)、『資産家資本主義の生成――近代日本の資本主義と金融』(慶應義塾大学出版会、2019年)
福澤 直樹(フクザワ ナオキ fukuzawa naoki)
現 在 名古屋大学大学院経済学研究科教授 主 著 『ドイツ社会保険史――社会国家の形成と展開』(名古屋大学出版会、2012年)
タイトルヨミ
カナ:セカイケイザイノレキシ ダイニハン
ローマ字:sekaikeizainorekishi dainihan

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