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定価:1,980円(1,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
一切の人間的な営みから隔離され、育てられた少年が突然文明社会の中に投げ込まれたとき…。19世紀初頭の実在の人物をモデルとした、ノーベル文学賞作家ハントケによる“言葉の拷問劇”とも呼ばれる衝撃作。日本公演にあわせ、約40年ぶりに新訳刊行。
著者略歴
ペーター・ハントケ(ペーター ハントケ peetaa hantoke)
1942 年、オーストリア・ケルンテン州生まれ。オーストリアを代表する作家・劇作家。2019年、ノーベル文学賞受賞。大学在学中に発表した小説『雀蜂』と戯曲『観客罵倒』で衝撃的なデビューを飾る。本書『カスパー』やヴィム・ヴェンダースとの共同脚本『ベルリン・天使の詩』は日本でも上演・公開されている。邦訳に『幸せではないが、もういい』『左ききの女』『反復』『こどもの物語』『空爆下のユーゴスラビアで』『私たちがたがいになにも知らなかった時』『ドン・フアン(本人が語る)』『アランフエスの麗しき日々』など。
池田信雄(イケダ ノブオ ikeda nobuo)
1947年、東京生まれ。東京大学名誉教授。専門は近現代ドイツ文学。トーマス・ベルンハルト『消去』(2004、新装版2016)、『私のもらった文学賞』(2014、ともにみすず書房)、『座長ブルスコン』『ヘルデンプラッツ』(ともに論創社、2008)、『凍』(2019)、『昏乱』(2021、ともに河出書房新社)、『ノヴァーリス全集』(全3巻、共訳、沖積舎、2001)など多数の翻訳書のほか、数多くの映画字幕(『ベルリン天使の詩』共訳等)の翻訳がある。
タイトルヨミ
カナ:カスパー
ローマ字:kasupaa
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
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