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2023年10月12日発売

本の雑誌社

出版社名ヨミ:ホンノザッシシャ

本の雑誌485号2023年11月号

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内容紹介
特集:方言と小説『八月の母』の登場人物は伊予弁で話すのに同じ瀬戸内が舞台の『汝、星のごとく』では標準語なのはなぜなのか! アメリカ南部の人が翻訳されると東北弁になるのはどうしてなのか!? というわけで、本の雑誌11月号の特集は「方言と小説」! 宮城代表・熊谷達也と大阪代表・黒川博行という方言小説の巨匠による方言の使い方対談から、紀州ものと熊野サーガの奥深さ、土地の空気を背負う言葉に各地方言小説ベスト3、方言と編集者のスタンスに翻訳と方言のデリケートな関係、そして読者の好きな方言小説まで、小説と方言のただならぬ関係に迫る特集なのだ!新刊めったくたガイドは柿沼瑛子がエドワーズ『処刑台広場の女』のクールなヒロインに注目すれば、石川美南はフランス、アルジェリア──その膨らみとひずみにしみじみ。大森望が悪逆非道の家庭用ロボット、チク・タクがすばらしい!と絶賛すれば、酒井貞道は呉勝浩『素敵な圧迫』はとんでもなく不穏な短編集だ!と太鼓判。松井ゆかりが主人公のまっすぐさが胸を打つ木内昇『かたばみ』がいい!と打ち震えれば、すずきたけしは"そんなことで?"が満載の『これで死ぬ』にゾッときてぶるぶる。さあ、クールでゴージャスなダークヒロインか悪逆非道のロボットか、あなたも「帰ったら〇麦」本を見つけて幸せになろう。今月は先月一回休みの椎名誠「哀愁の町に何が降るというのだ。」が堂々復活。なんと7ページかけて克美荘にたどりつけば、先月復帰した「断捨離風雲録」は怪談厠鬼! 鏡明が三十年越しの評伝を寿げば、岡崎武志は古本屋開業のため警察署へ出頭!? 三角窓口で本年度「柴野拓美章」が発表されれば、黒い昼食会はノベルス復興期を待望だ! さあ、今宵はじょっぴんかって、『大沼ワルツ』か「うむかじとぅちりてぃ」か。本の雑誌11月号を読めば、「はんかくさい」夜も「いかったっしょ」で朝が来るのだあ! 
目次
本棚が見たい!
11月の書店 駅前の本屋まこと・こころ/11月の本棚 村瀬秀信
哀愁の町に何が降るというのだ。/タタミホジリと戦車男 椎名 誠
古本屋台 Q.B.B.
漫画 本を売る技術/本を愛しすぎることなかれ 原作 矢部潤子 漫画 池田邦彦
特集:方言と小説
方言の達人作家対談/文字にする時の折り合いが難しい! 黒川博行・熊谷達也 司会=池上冬樹
謡のような呪詛のような紀州方言の魅力にせまる 神谷竜介
自分自身に語りかける言葉 徳永圭子
方言小説ベスト3! 舘浦あざらし/池上冬樹/大矢博子/江 弘毅/藤枝 大/新城和博
方言と編集者 青木大輔
翻訳と方言のデリケートな関係 鴻巣友季子
読者アンケート/この方言小説が好きだ!
弱虫DIY/強力助っ人Cさん登場! 内澤旬子
ユーカリの木の蔭で/刀自はどこから 北村 薫
そして奇妙な読書だけが残った/名探偵ポアロとマーガレットの恋 大槻ケンヂ
新刊めったくたガイド
エドワーズ『処刑台広場の女』のクールなヒロインに注目! 柿沼瑛子
フランス、アルジェリア──その膨らみとひずみを読む 石川美南
悪逆非道の家庭用ロボット チク・タクがすばらしい! 大森 望
呉勝浩『素敵な圧迫』はとんでもなく不穏な短篇集だ! 酒井貞道
主人公のまっすぐさが胸を打つ 木内昇『かたばみ』がいい! 松井ゆかり
“そんなことで?”が満載の『これで死ぬ』にゾッ すずきたけし
志水辰夫19年ぶりの現代長編『負けくらべ』が心を刺激する! 宇田川拓也
コメディタッチの『蜘蛛の巣』にやられた! ♪akira
代々木上原にオープンしたバーカウンターのある書店 和氣正幸
ル・グィンの“小説組曲”『赦しへの四つの道』 山岸真
精緻な手仕事が生み出す日常の中の美しさ 山脇麻生
団地の商店街にある古本と手作り雑貨の店 小山力也
型にはまらない出版レーベル トーキョーブンミャク 竹田信弥
洋館とファミレスで依頼された村上春樹作品の装画 urbansea
岡崎武志古本屋になる!/古本屋に欠かせない免許とは 何はともあれ警察署へ!? 岡崎武志
こけし始めました/三春郷土人形館へ 浅生ハルミン
サバイバルな書物/戦争に行かず戦争を内側に取り込んでなお否定することができるのか 服部文祥
断捨離血風録/怪談厠鬼 日下三蔵
黒い昼食会/ノベルス復興期よ来い!
文芸記者列伝/断定を避けた人 川口則弘
鉄道書の本棚/世界が広がる『現場で役立つ鉄道ビジネス英語』 V林田
連続的SF話/三十年越しの評伝 鏡 明
南の話/図書館の前でアフタヌーンティーを 『グッドナイト・ムーン』の怪(20) 青山 南
そばですよ/一軒の喫茶店から、二十三軒のそば屋へ。辣腕経営者を動かす戦争体験。 平松洋子
文学と統計処理 円城 塔
熱量で読ませる必殺技 べつやくれい
200年前の休太郎 藤岡みなみ
予知能力研究の衝撃の結末 風野春樹
ホリイのゆるーく調査/「どす」より「おす」が京都っぽい! 堀井憲一郎
小海線物語/ヒトラー・ユーゲントが小海線でやってきた 沢野ひとし
続・棒パン日常/いつの間に 穂村 弘
三角窓口/本年度の「柴野拓美章」受賞者は私だ! 他
即売会の世界 石川春菜
今月書いた人
掲載図書索引
今月本の雑誌に遊びに来た人
後記
著者略歴
本の雑誌編集部(ホンノザッシヘンシュウブ honnozasshihenshuubu)
タイトルヨミ
カナ:ホンノザッシヨンヒャクハチジュゴゴウニセンニジュウサンネンジュウイチガツゴウ
ローマ字:honnozasshiyonhyakuhachijugogounisennijuusannenjuuichigatsugou

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