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2020年2月25日発売

アルテスパブリッシング

出版社名ヨミ:アルテスパブリッシング

〈music is music〉レクチャー・シリーズ ポップ・ミュージックを語る10の視点

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内容紹介
いま音楽を語るときに私たちが語ること──
注目の論客たちがポップ・ミュージックの現在を
多角的に論じた刺激的な連続講座、待望の書籍化!

〈music is music〉レクチャー・シリーズは、
音楽プロデューサーの牧村憲一と投資家/コンテンツ・プロデューサーの
マスヤマコム(桝山寛)のプロデュース、
『文化系のためのヒップホップ入門』著者の大和田俊之のコーディネイトによって、
2016年から18年にかけて東京・渋谷で開催されました。

登壇したのは、すぐれた耳とシャープな視点を持って音楽に取り組んでいる
プロデューサー(冨田ラボ)、ジャズ作・編曲家(挾間美帆)、
音楽学者(南田勝也、増田聡、細馬宏通、永冨真梨、輪島裕介、大和田俊之)、
ライター/ジャーナリスト/評論家(柳楽光隆、渡辺志保)の実力派10人。

最新型のジャズ、アメリカのヒップホップ、ロック、ポップス、
さらにはカントリーから東アジア圏のポップスまで、
いまポピュラー音楽を語るとき、どんな言葉が可能なのか?
音楽体験への新しい扉をひらく10の講座へようこそ!
目次
01 大和田俊之「テクノロジーとアメリカ音楽|アフロ=フューチャリズム、ゲーム音楽、YMO」
02 柳樂光隆「オルタナティヴなジャズ史の試み|メルドー、グラスパー以後を聴く」
03 南田勝也「世代から見る「ロック」の五〇年|ベビーブーマー、X世代、ミレニアルズ、そしてZ世代へ」
04 冨田ラボ(冨田恵一)「〝録音された音楽〟を聴くことの意味|アル・ジャロウ、スティーリー・ダン、EW&F、マイケル・ジャクソンを題材に」
05 渡辺志保「ヒップホップ・シーンの裏側|ネット、ゴシップ、セレブ・カルチャー」
06 挾間美帆「ラージ・アンサンブルの歴史と新展開|作・編曲家の視点から」
07 増田聡「音楽にとってパクリとはなにか?|模倣/カヴァー/オリジナル」
08 細馬宏通「デヴィッド・ボウイの「Away」感覚|〈スターマン〉〈ライフ・オン・マーズ?〉を読み解く」
09 永冨真梨「カントリー・ミュージックの新潮流と多様性|ステレオタイプを越えて」
10 輪島裕介「環太平洋・アジアから日本ポピュラー音楽史を見る|演歌、カタコト歌謡、ドドンパから〈プラスティック・ラヴ〉まで」
著者略歴
大和田 俊之(オオワダ トシユキ oowada toshiyuki)
専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。現在、慶應義塾大学法学部教授。著書『アメリカ音楽史——ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で2011年、第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(2011)、『同2』(2018)、『同3』(2019、以上アルテスパブリッシング)、『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか――日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』(2019、花伝社)、『村上春樹の100曲』(2018、立東舎)、『ラップは何を映しているのか』(2017、毎日新聞出版)がある。1970年、神奈川県生まれ。
柳樂 光隆(ナギラ ミツタカ nagira mitsutaka)
ジャズをメイン・フィールドに執筆している音楽評論家。世界で初めて21世紀以降のジャズを新しい視点から俯瞰して紹介したムック『Jazz The New Chapter』シリーズを監修し、シーンの活性化に大きな貢献を果たしている。同シリーズは2014年にスタートして、Vol.5まで刊行。ムックでは『MILES: Reimagined』(2016)の監修も務める。共著に後藤雅洋、村井康司との鼎談『100年のジャズを聴く』(2017、以上シンコーミュージック・エンタテイメント)などがある。1979年、島根県出雲市生まれ、元レコード店店長。
南田 勝也(ミナミダ カツヤ minamida katsuya)
社会学者として、ポピュラー文化研究、情報メディア論、都市文化論、社会調査、現代若者論などを手がける。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科教授。著書に『オルタナティブロックの社会学』(2014、花伝社)、『ロックミュージックの社会学』(2001、青弓社)、共編著に『文化社会学の視座』(2008、ミネルヴァ書房)、『デジタルメディアの社会学』(2011、北樹出版)ほかがある。1967年、兵庫県生まれ。千葉大学文学部卒業、関西大学大学院社会学研究科博士課程修了・博士(社会学)。
冨田ラボ(冨田恵一)(トミタ ケイイチ tomita keiichi)
音楽家、音楽プロデューサー。冨田ラボとして6枚のオリジナル・アルバムを発表、音楽業界を中心に耳の肥えた音楽ファンに圧倒的な支持を得るポップス界のマエストロ。音楽プロデューサーとしても、キリンジ、MISIA、平井堅、中島美嘉、ももいろクローバーZ、矢野顕子、RIP SLYME、椎名林檎、木村カエラ、bird、坂本真綾、夢みるアドレセンス、Uru、藤原さくら、鈴木雅之、VIXX、新しい地図、Naz、高野寛、他数多くのアーティストにそれぞれの新境地となるような楽曲を提供。初の音楽書『ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法』(2014、DU BOOKS)は名著。1962年生まれ、旭川市出身。
渡辺 志保(ワタナベ シホ watanabe shiho)
主にヒップホップ関連の文筆や歌詞対訳に携わる音楽ライター。これまでにケンドリック・ラマー、エイサップ・ロッキー、ニッキー・ミナージュ、ジェイデン・スミスらへのインタヴュー経験もあり。共著に『ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門』(2018、NHK出版)などがある。block.fm『INSIDE OUT』、bayfm『MUSIC GARAGE: ROOM101』など、ラジオMCとしても活動中。広島市出身、立教大学文学部英米文学科卒。
挾間 美帆(ハザマ ミホ hazama miho)
2010年からニューヨークを拠点に活動するジャズ作曲家・編曲家。自らのグループ「m_unit」を率いるほか、17年にシエナ・ウインド・オーケストラのコンポーザー・イン・レジデンスに、19年にはデンマーク・ラジオ・ビッグバンドの首席指揮者にも就任。3作目となる最新アルバム『Dancer in Nowhere』(2019)はニューヨーク・タイムズ紙で年間ベスト・テンに選ばれ、グラミー賞ラージ・ジャズ・アンサンブル部門にノミネートされるなど、高い評価を得た。1986年生まれ、国立音楽大学作曲専攻卒、マンハッタン音楽院大学院卒。
増田 聡(マスダ サトシ masuda satoshi)
音楽学・メディア論・ポピュラー文化論。大阪市立大学大学院文学研究科・文学部教授。著書に『その音楽の〈作者〉とは誰か—リミックス・産業・著作権』(2005、みすず書房)、『聴衆をつくる―音楽批評の解体文法』(2006、青土社)、『音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ』(谷口文和との共著、2005、洋泉社)ほかがある。1971年北九州市生まれ。大阪大学大学院文学研究科芸術学専攻博士後期課程修了・博士(文学)。
細馬 宏通(ホソマ ヒロミチ hosoma hiromichi)
日常生活における人間のことばと行動や、視聴覚文化の歴史について研究している。2019年より早稲田大学文学学術院教授。バンド「かえる目」では作詞作曲・ヴォーカル・ギターを担当。編著書に『ELAN入門』(ひつじ書房、2019)、『二つの「この世界の片隅に」』(2017青土社)、『介護するからだ』(2016、医学書院)、『うたのしくみ』(2014、ぴあ)、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(2013、新潮社)など多数。1960年、兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学)。
永冨 真梨(ナガトミ マリ nagatomi mari)
アメリカ文化越境・カントリー音楽研究。大阪市立大学文学研究科都市文化研究センター特別研究員。2016年にフルブライト留学生として中部テネシー州立大学に在籍にて在外研究をおこなう。主な学術論文に「日中戦争開始前後の日本における周縁的男性像─灰田勝彦のカウボーイソング〈いとしの黒馬よ〉を例として」(2019、『戦争社会学研究』第3巻)がある。長く日本のカントリー界をリードしてきたた永冨研二を父に持つ。1979年京都市生まれ。同志社大学グローバル・スタディーズ研究科修了・博士(アメリカ研究)。
輪島 裕介(ワジマ ユウスケ wajima yuusuke)
専攻は大衆音楽研究、近現代大衆文化史、アフロ・ブラジル音楽研究。近年は台湾をはじめ東アジアと日本の大衆音楽の関係に力を入れている。現在、大阪大学大学院文学研究科准教授(音楽学)。著書『創られた「日本の心」神話―演歌をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書)で2011年、第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。ほかの著書に『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』(2014、NHK出版新書)がある。1974年金沢市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程修了。博士(文学)。
タイトルヨミ
カナ:ミュージックイズミュージック レクチャーシリーズ ポップミュージックヲカタルジュウノシテン
ローマ字:myuujikkuizumyuujikku rekuchaashiriizu poppumyuujikkuokatarujuunoshiten

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