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定価:3,850円(3,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
竹崎季長と絵師の意図、そして「蒙古襲来」の実態とは。正応6年(1293)頃、肥後国の竹崎季長によって制作された「蒙古襲来絵詞」。その失われた場面を「絵詞」の最も古い情報を持つと思われる永青文庫所蔵の模本・白描本から復原。絵そのものをつぶさに検証することで、「絵詞」と「蒙古襲来」に関する後世の誤った認識を明らかにし、本来の姿を表出する。三の丸尚蔵館所蔵の原本全幅と、紙面初公開となる永青文庫所蔵の白描本・彩色本全幅をオールカラーで一挙掲載。
目次
第1部 蒙古襲来絵詞研究
1章「蒙古襲来絵詞」の保存過程と永青文庫白描本の価値
2章「蒙古襲来絵詞」の特色と分析視点
3章復原的視点によって絵と詞を読む
第2部 竹崎季長と肥後国海頭(海東)郷
1章 竹崎季長の出自
2章 竹崎季長の海頭郷経営・果たせぬ夢
3章 竹崎季長の原風景・中世海頭(海東)郷の景観復原
第3部 蒙古襲来の背後・被虜人たちの戦後
1章 蒙古合戦被虜人が補整した大般若経
2章 安達泰盛のもとにいた流罪唐人と日本僧の交流
附論 蒙古襲来での元(蒙古)の敗因
1章「蒙古襲来絵詞」の保存過程と永青文庫白描本の価値
2章「蒙古襲来絵詞」の特色と分析視点
3章復原的視点によって絵と詞を読む
第2部 竹崎季長と肥後国海頭(海東)郷
1章 竹崎季長の出自
2章 竹崎季長の海頭郷経営・果たせぬ夢
3章 竹崎季長の原風景・中世海頭(海東)郷の景観復原
第3部 蒙古襲来の背後・被虜人たちの戦後
1章 蒙古合戦被虜人が補整した大般若経
2章 安達泰盛のもとにいた流罪唐人と日本僧の交流
附論 蒙古襲来での元(蒙古)の敗因
著者略歴
服部 英雄(ハットリ ヒデオ hattori hideo)
1949年名古屋に生まれる。1976年東京大学大学院修士課程修了後,東京大学文学部助手。1978年文化庁文化財保護部記念物課文部技官,1985年同調査官を経て,1994年から九州大学大学院比較社会文化研究科助教授,1997年教授,2011年から2013年まで研究院長を兼任。2015年九州大学退職後,くまもと・文学歴史館館長に就任し2021年退任。現在名古屋城調査研究センター所長。
『景観にさぐる中世―変貌する耕地景観と荘園史研究』(新人物往来社,角川源義賞受賞),『武士と荘園支配』(山川出版社),『地名の歴史学』(角川書店),『峠の歴史学』(朝日新聞出版部),『河原ノ者・非人・秀吉』(山川出版社,毎日出版文化賞受賞),『蒙古襲来』(山川出版社),『蒙古襲来と神風 中世の対外戦争の真実』(中公新書),他編著書多数。
タイトルヨミ
カナ:シグサ ヒョウジョウ モウコシュウライエコトバ フクゲン
ローマ字:shigusa hyoujou moukoshuuraiekotoba fukugen
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