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2014年3月7日発売

大阪大学出版会

出版社名ヨミ:オオサカダイガクシュッパンカイ

森野藤助賽郭真写「松山本草」

森野旧薬園から学ぶ生物多様性の原点と実践
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内容紹介
奈良県大宇陀で守られる日本最古の私設薬園、森野旧薬園が所蔵する門外不出の家宝「松山本草」を初めて全巻フルカラーで公開。植物の他、昆虫、鳥獣、貝が描かれている。森野初代藤助賽郭の描く植物画は、江戸享保改革期、幕府の薬種国産化政策を背景に、当時の生薬基原種や園内の植生を描き出している。現在の植物との比較同定を行った図絵解読、森野旧薬園の植生調査リストをそろえ、生物多様性の原点と実践の扉となる一冊。
目次
はじめに
序章  本書の視角:松山本草と森野旧薬園研究  
第一章 森野藤助通貞賽郭真写『松山本草』
森野藤助賽郭と松山本草  
生薬品質における基原植物同定と博物学
松山本草翻刻
1. 第1巻 草上         (59頁:1-121種)   121種
2. 第2巻 草下         (61頁:122−241種) 120種
3. 第3巻 蔓草藤        (51頁:242−341種) 100種
4. 第4巻 芳草・灌木      (19頁:342-377種)  36種
5. 第5巻 山草・湿草・毒草 (43頁:378-459種)  82種
6. 第6巻 水草・石草 (31頁:460-518種)  59種
7. 第7巻 穀菜    (33頁:519-582種)  64種
8. 第8巻 木      (61頁:583-702種)  120種
9. 第9巻 鱗蟲禽獸  (48頁:703-787種)  85種
10. 第10巻 介      (55頁:788-1001種)  214種
図絵解読一覧 (計1001種)
第二章 森野旧薬園から学ぶ生物多様性の原点と実践 
江戸・享保改革期の薬種国産化政策と森野家
森野薬園時代の漢薬種育成と生薬栽培の伝統
森野旧薬園における生育植物の現況
生息植物リスト(2010〜11年時現在)
森野旧薬園の環境社会学的意義:国内における生息域保全
終章 総括と展望
おわりに
著者略歴
高橋 京子(タカハシ キョウコ takahashi kyouko)
タイトルヨミ
カナ:モリノトウスケサイカクシンシャマツヤマホンゾウ
ローマ字:morinotousukesaikakushinshamatsuyamahonzou

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