近刊検索 デルタ

2012年8月10日発売

松籟社

出版社名ヨミ:ショウライシャ

瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集

クルジジャノフスキイ作品集
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内容紹介
日常的現実のひとこまから奇想の世界が現出する。リアルかつ奇妙なイメージに快く翻弄されるうち、存在論的・認識論的な問題にまで思考は駆動されるだろう。1910年代後半から1940年代まで活動し、200以上の作品を残しながら、同時代にはほとんど書籍を刊行することができず、忘れ去られた存在であったシギズムンド・クルジジャノフスキイ。ペレストロイカ期に「再発見」され、国際的な評価が高まる異能の作家の短篇集。
目次
クヴァドラトゥリン
しおり
瞳孔の中
支線
噛めない肘
著者略歴
シギズムンド・クルジジャノフスキイ(クルジジャノフスキイ,C. kurujijanofusukii,C.)
 ウクライナのポーランド貴族の家庭に生まれる。キエフ大学法学部に在学中から詩やエッセーを発表。大学卒業後は弁護士助手として働くが、1917年のロシア革命で裁判制度が変わったあおりをうけて失業。以後、音楽院・演劇スタジオなどで講師として文学・演劇・音楽などの歴史と理論を教えて生活の糧を得た。  1919年、短篇「ヤコービと《あたかも(ヤーコブィ)》」を発表して作家デビュー。活動の舞台をキエフから新首都モスクワへ移し、小説・エッセー・評論のみならず、舞台・映画シナリオ等の多岐のジャンルに渡って創作を展開。200を越える作品を残したが、生前にはそれらが書籍にまとめられることはなく、以後の文学史でも忘れ去られた存在になってしまった。ペレストロイカ期に「再発見」され、五巻本の著作集が刊行された。他言語への翻訳も進み、近年、国際的評価が急速に高まっている。
上田 洋子(ウエダ ヨウコ ueda youko)
早稲田大学大学院文学研究科修了。 現在、早稲田大学非常勤講師、専修大学兼任講師。 専攻はロシア文学。 共訳書に『ヤング・アグレッシヴ─ロシア現代芸術における挑発的なスピリット』(展覧会図録、武蔵野美術大学美術資料図書館)、『種の起源:ロシアの現代美術─私たちは生き残ることができるのか』(展覧会図録、「ロシアの現代美術」実行委員会)がある。
秋草 俊一郎(アキクサ シュンイチロウ akikusa shunichirou)
東京大学大学院人文社会系研究科修了。 現在、無職。 専攻は比較文学、ロシア文学など。 著書に『ナボコフ 訳すのは「私」─自己翻訳がひらくテクスト』(東京大学出版会)。共訳書にウラジーミル・ナボコフ『ナボコフ全短篇』(作品社)、デイヴィッド・ダムロッシュ『世界文学とは何か?』(国書刊行会)がある。
タイトルヨミ
カナ:ドウコウノナカ
ローマ字:doukounonaka

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