近刊検索 デルタ

2023年10月6日発売

松籟社

出版社名ヨミ:ショウライシャ

クリスティナ・ロセッティの詩学とその周辺

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内容紹介
19世紀英国ヴィクトリア朝の詩人クリスティナ・ロセッティ。平易な言葉遣いながら様々な技法が凝らされた彼女の詩には、読者を魅了する重層的な意味が潜んでいる。先駆者としての後期ロマン派詩人レティシア・ランドンや、ロマンティック・バレエとその原作小説についても考察しつつ、「象徴」「贈与」「異世界」というテーマを軸にロセッティの詩世界の多面性を探る。
目次
はじめに 本書の構成

第一部 象徴の詩学 クリスティナ・ロセッティ
 1.「夢の国」と魂の眠り──前千年王国論と類比
 2.予表論の「モンナ・インノミナータ」──ソネットのソネット
 3.間接的に伝える──象徴と保留
 4.「眠りの森」と「王子の旅」──ふたつの時と多重の声

第二部 死の贈与と再生─レティシア・ランドン(L.E.L.)とロセッティ
 5.交換と死─ランドンのロマンス、「金いろの菫」
 6.アフリカで死ぬということ──ランドンと死/詩の贈与
 7.「ゴブリン・マーケット(小鬼の市)」の金と銀──コボルド、ランドン、ロセッティにおける贈与交換の系譜

第三部(番外編) 異世界/妖精の国へ──ウォルター・スコットとロマンティック・バレエ
 8.スコット作『ラマムアの花嫁』──泉の妖精のロマンス
 9.『ラ・シルフィード』と妖精譚『トリルビー』──境界に住むものたち

補遺 オックスフォード運動の宗教的象徴の詩学──類比と保留の概念
著者略歴
滝口 智子(タキグチ トモコ takiguchi tomoko)
 北海道大学大学院修士課程修了、同大学院博士後期課程中退。ライデン大学(オランダ)にて博士号(英語文学)取得。  現在、和歌山大学他で非常勤講師。  専門は19世紀イギリス文学・文化、特に女性詩人研究。  著書にTradition and the Poetics of Self(共著、Rodopi)、『比喩 英米文学の視点から』『超自然 英米文学の視点から』(いずれも文学と評論社編、共著、英宝社)など。  訳書に『小鬼の市とその他の詩 クリスティナ・ロセッティ詩集』(鳥影社)がある。
タイトルヨミ
カナ:クリスティナロセッティノシガクトソノシュウヘン
ローマ字:kurisutinarosettinoshigakutosonoshuuhen

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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